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20代の退職者が多い「職種」と「業界」は?

2018.11.10

新卒至上主義の日本社会。新卒のうちに少しでも良い会社に入らなくては…そんな強迫観念にも似た意識から入社する会社を決めて、結果、わずかばかりの在籍期間で辞めてしまう若者は多い。

そんな新卒のミスマッチも含めた今の就活の“リアル”が見えてくる、人材紹介事業を運営する会社UZUZによる興味深いアンケート調査の結果が届いたので、早速、紹介していきたい。なお、本調査は、20代の第二新卒・既卒・フリーターとして就職活動中の男女814名を対象にしたものだ。

転職志望者が多い職種1位は「営業」、業界1位は「情報通信・インターネット業界」

Q1.前職の職種は何ですか?(在職中の方は現職の職種をお答えください。)

Q2.前職の業種は何ですか?(在職中の方は現職の職種をお答えください。)

第二新卒で転職活動を希望している331名のうち、前職もしくは現職が「営業(29.1%)」と回答した人が一番多いという結果に。次いで「技術・専門職(12.4%)」、「サービス(12.1%)」、「販売(9.6%」の順番で多い回答となり、その他の回答では、公務員(警察官・消防官・教師など)、保育士、看護師、WEB制作などが上がった。

また、業界では「情報通信・インターネット業界(14.6%)」が一番多い回答となり、次いで「建設・不動産業界(13.6%)」「小売業界(8.0%)」という結果に。その他を選択した方の回答としては、飲食業界・物流業界・教育業界などが上がった。

「営業」「サービス」「販売」は営業(販売)ノルマがあったり、教育体制が「見て覚えろ」スタンスであったりするケースが多いことが原因で転職を考える20代が多くなる傾向だと考えられる。「技術・専門職」に関しては、専門性が高いことから、専門領域のミスマッチ、業務スキルの習得に苦戦することから転職に至るケースが多いのかも知れない。

「情報通信・インターネット業界」で、ゲームのようなコンシューマー向けの製品を扱っている会社では、サービス残業が蔓延しており、退職者が多い傾向にあるようだ。また、現場での面談経験から、建設では「施工管理」職に、不動産では「投資用不動産の営業」職に離職者が多い傾向がある。

退職理由TOP3、「仕事が合わなかった」「労働時間が長かった」「社風が合わなかった」

Q3.前職の企業規模はどのくらいでしたか?(在職中の方は現職の企業規模をお答えください。)

第二新卒で転職活動を希望している331名の前職(または現職)の企業規模は大きく差が出ない結果となった。

中小企業庁委託「中小企業・小規模事業者の人材確保と育成に関する調査」(2014年12月、(株)野村総合研究所)のデータ(http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H27/h27/html/b2_2_2_2.html)では、企業規模が大きくなることによって離職者が減る傾向があったが、今回の調査ではその傾向は見受けられなかった。

Q4.最も重要な退職理由は何ですか?(3つまで)

Q5.前職へ入社時の志望度はどのくらいでしたか?

第二新卒で転職活動を希望している331名のうち、重要な退職理由は「仕事が自分に合わなかった(16.7%)」を選択した人が番多い結果となり、次いで「労働時間が長かった(13.8%)」「社風が合わなかった(13.4%)」が多いという結果に。福利厚生や給与が不満で転職をするというよりも、社風や人間関係などで転職を検討する傾向が明らかになった。

Q5の回答から元々の志望度が高かったことは明白だ。しかし、結局離職しているケースでは、大きく分けて「自分と仕事・会社・同僚との相性」「労働環境」2つの原因で離職していると考えられる。「労働環境」に関しては口コミやある程度業界や職種によって大まかな予測ができるものの、「自分と仕事・会社・同僚との相性」に関しては、実際に働いてみないとわからないため、ミスマッチを防ぐことは難しいのだろう。

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