小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

40、50代で出世が遅れる人の共通項

2014.03.11

3.入社してからの「評価の蓄積」だということに気づかない

 昇格が速いと遅い人の間で差がつくのは、入社した頃からの「人事評価の蓄積」によるものである。社員数が数百人以上の会社ならば、入社した頃から、上司の評価は通常、人事部に記録として何らかの形で残る。人事異動となり、次の部署へ移っても、それは残り続ける。高い評価を受けた人は、異動先でも大きな仕事を任せられる傾向がある。そこでも自ずと、高い評価を受ける傾向がある。役員になる人は、20代の頃からの評価が概ね高く、その積み重ねの点も高いはずだ。20?30代の一時期にスランプに陥ったこともあるかもしれないが、それを考慮したとしても、同世代では「評価の蓄積」はハイレベルのはず。40、50代で昇格が遅れる人は、この「評価の蓄積」を心得ていない。

4.会社員としての意識が甘い

 出世競争で負けようとも、会社に残る以上、誠実に働く義務がある。悔しい思いはわからないでもないが、会社員としての当事者意識を持ち、懸命に仕事をするべきだろう。職場では、不満や愚痴は言わないことも大切だ。40、50代で昇格が遅れる人を観察していると、慰めてほしいと言わんばかりの人もいる。しかし、会社は利害関係が複雑な組織である。特に人事評価には誰もが何らかの思いを持つ。それを受け入れることができないのは、会社員としての当事者意識に乏しいからだ。

5.危機意識が乏しい

 40、50代になり、昇格が遅れるということはかなりのピンチといえる。リストラされて、辞めざるを得なくなった時、次の会社を素早く見つけるのは容易ではない。少なくとも、20代後半までの人と比べて、はるかに厳しい転職活動になるだろう。家のローンや家族の養育費、老後の資金作りなどを考えると、さらに厳しい状況に追い込まれるかもしれない。60代の定年まで会社に残ることができたとしても、危機意識を持って相当頑張らないと、自らの処遇を改善することは難しいだろう。つまりは、同世代の出世コースにいる人のことを考えている余裕すらないのだ。そのくらい、危うい状況になっていることは理解するべきではないだろうか。心を入れ換え、ひたすらに仕事に取り組まないと、一段と苦しくなる。

 今回の話は、30代前半までくらいの人からすると、縁のない「遠い話」かもしれない。しかし、昇格をめぐる競争で、いったん差がつくと、そう簡単に取り戻すことができないという現実は、今のうちから心得ておいたほうがいいだろう。私が知る、20代の会社員の中には、「出世だけがすべてではない」と口にする人もいる。それも1つの考え方とは思うが、同世代の中でも昇格の速さで上位20%くらいに入っていないと、その後、会社に残っても、何かと苦労することは理解しておくべきではないだろうか。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)など、多数。

【お知らせ】
全国書店で著者・吉田典史氏の新刊『悶える職場~あなたの職場に潜む「狂気」を抉る』(定価1300円、光文社)が好評発売中。多くの苦しむ会社員にインタビューし、300ページにまとめたノンフィクションです。ぜひ、チェックしてみてください。
http://www.amazon.co.jp/dp/4334977685

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。