◆マフィン専門店 デイリーズ・マフィン
台東区蔵前2-3-1 TEL:03-3865-4451 8:00(土曜11:00)~販売終了まで(日曜、祝日休)
のっけからいい香りが漂うマフィン専門店なんて、高橋さんは食いしん坊のワタクシのことをよくわかってくださっているわ!とはしゃいでいたら、達人曰く「お昼ぐらいまでに売り切れてしまうことが多いので、早めに来ないとだめなんです」とのこと。
「デイリーズ・マフィン」はオーナーの古家和行さんご夫婦が営んでいる。2011年に故郷の仙台で店を構え、またたく間に地元で評判の人気店に。アッシュコンセプトのスタッフと知り合いだったことから、週末に仙台から送ったマフィンを「KONCENT」で販売、完売が続き好評だったため、期間限定の予定が1年間も続く企画となった。
「いつかは東京でという夢を持っていましたが、蔵前とは全く接点がありませんでした。KONCENTさんとご縁ができてから、“モノマチ”というイベントでの販売など、ちょくちょく蔵前に来るようになり、人とのつながりがある素敵な街だなと思い、2014年1月に蔵前に店を出しました」(古家さん)
取材中も訪れる客が途絶えることがなかった。しかも数個をまとめて買う客も多く、目の前でどんどんマフィンが売れていく。入店した時はケースにずらりと並んでいたのに、10分後には画像のように半分がガランとした状態に…。ちょっと、ワタクシがいただく前に売り切れちゃうんじゃないのっ!?と、心中穏やかでなく、取材もうわの空に…。
「平日だと午後2時までに終了してしまいます。昼前までは追加で焼いていますが、それ以降は終了次第閉店です。店名のように日常的にマフィンを召し上がっていただきたいという思いで作っているので、毎日食べても飽きないように800種類以上あります。自分でも全部言い切れないですが、季節のフルーツを使ったもの、カスタードクリームやチーズなど、1日20種類ぐらい用意して、週替わりで提供しています。種類が豊富なので同じものにめぐり合うことはあまりなく、一期一会のような感覚です」(古家さん)
スイーツ系の「デザートマフィン」と、食事系の「おかずマフィン」の2タイプがあり、今回はスイーツ系「アップル&シナモン 胡桃キャラメリゼ」(320円)と、おかず系「バジルポテト」(360円)をチョイス。ボリュームのあるアメリカンスタイルのマフィンは見ているだけで幸せな気分に。どちらも外側はカリッと中はしっとりの食感だが、生地の甘さが異なっていた。おかず系は具材と合うように砂糖が少なめで、食事としていただける。生地そのものがとてもおいしいため、どんな具材とも合うのだな…と実感。毎日来店できるご近所の方が羨ましい。
これだけ種類があると、確かに同じマフィンに出合える確率は低いが、“あのマフィンをまた食べたい!”という場合には、事前にリクエストをすれば用意してくれる。ただし季節の素材もあるので確認を。
達人コメント「ランチにもいいのですが、お昼前にはほぼ売り切れてしまうので、タイミングが重要。朝の出勤前に購入する人も多いです。種類が多いので、いつも新しい味に出合えるのもうれしいところ」