◆“奈落の底”からステージ上へ。気分はミュージカルスター!
リハーサル室や楽屋を見学したのち、ステージ下にある「奈落」に入った。間近に迫りが上がる様子を見たのは初めてだ。迫りを動かす構造は、油圧式とスパイラル式があるそうだがが、ここではスパイラルを採用。柱自体が回転しながら上下するので、スペースも取らず、油圧式に比べると時間がかからないという。
見学者全員で大迫りに乗り、そのまま舞台上へ上がっていく。次第に客席が見えてきて、迫りが上がり切ったところで、スポットライトを浴びる。おお!これがスターの気分か!と、参加者はみな興奮気味。
最後にガラス越しに街を一望できる「シアターバー」へ。開放的な空間で、昼も夜も楽しめそうだ。演目とのコラボレーションドリンクも提供されることもある。
6月25日~7月5日はブロードウェイ・ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』、7月15日~8月2日は、映画でもおなじみのブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』が上演される。
ミュージカルの魅力を最大限に体感できる劇場で、渋谷駅前というアクセスの良さも魅力。身近に本場のエンタテインメントを楽しめる空間と言えるだろう。
文/阿部 純子