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10cmフルレンジで「バックロードホーン」を作る夏の工作

2015.07.26

■Performance

10cmフルレンジという本格的ユニットを使ったバックロードホーンの音はどう聞こえるのか。興味津々でリファレンスシステムに接続して音を出してみると、これが極めて普通の音である。まずバランスがいい。フルレンジなので音のつながりがよく極めて音楽が自然に再生される。問題の低音はどうか。量感はかなりある。バスレフよりもレスポンスが良く、レスポンスのいい低音だ。デスクトップに置いて聴いた場合、これで量感不足を感じる人はほとんどいないと思う。高域も歯切れが良く、小音量再生でもボーカルの歌詞が分かりやすい。小型スピーカーのリファレンスである『IMAGE11/KAI2』とガチで聴き比べてみよう。

低音の量感では自作スピーカーが勝っている。容積の大きさとバックロードホーンが効いているのだ。ただし、特定の周波数で解像度が下がり、ボンボン言うところがある。またバスレフよりは気にならないが、わずかに低域が遅れる感じがする。高域に関してはフルレンジなので伸びが今ひとつでワイドレンジ感に欠ける。また情報量に関してはリファレンスの方が解像度が高く、音場感にも優れていた。フルレンジではハイレゾの情報量を100%引き出すのは難しいだろう。Apple MusicをBGMに流したり、リッピングしたCDコレクションを聴くのに適している。『IMAGE11/KAI2』は頭を数センチ動かしただけでも音場感が変わるシビアさがあり仕事中のBGMには向いていない。10cmバックロードホーンはBGMから薄型大画面TV用まで、クセがなく高能率なので守備範囲が広く使いやすい。

2015夏の工作は10cmフルレンジで「バックロードホーン」を作る!

サイズ的にはデスクトップにピッタリ。能率が高いので小さいアンプでも鳴らせる。小音量でも歯切れが良い音が楽しめた

2015夏の工作は10cmフルレンジで「バックロードホーン」を作る!

周波数特性を簡易的に測定した。軸上50cmから測ったらかなりフラット。黄色がユニット単体で、グリーンが箱に入れた時の特性。前回の8cmよりかなり低音が出ている

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