小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

40、50代で「厄介者」扱いされる社員たちの特徴

2018.09.25

■連載/あるあるビジネス処方箋

 今回は10年以上、課長のままだったり、部下のいない部長などをしている40~50代の社員の特徴を紹介したい。この人たちの多くは「昇格」「出世」という点では将来は暗いはずである。だからこそ、中には、「厄介者」扱いをされている人もいる。

 なぜか、こういうタイプは私の周りに多い。観察をしているといくつかの特徴があるのだが、特に目立つのは、「大多数の人ができることができないこと」である。詳しく紹介するので、反面教師として参考にしていただきたい。

基本的なことができない

 最近、私はあるビジネス雑誌で大学教授を取材した。3000字ほどの原稿を書き終え、40代後半の編集者(副編集長=課長級)に送ったところ、彼は大学教授にそのまま送った。限りなく、「メールの転送」に近い。

 数日後、大学教授は原稿に約600字の補筆をした。内容の半分ほどは、日本語として意味がわからないものだった。専門用語が多く、差別用語もあった。奇をてらったのか、日常生活では使わない言葉も多い。これでは、雑誌に掲載はできない。結局、掲載することをやめることにした。私のほうから、掲載をやめるように申し出た。この記事に私の署名が入り、掲載されることに抵抗感があった。

 本来、こういう場合、編集者は大学教授に原稿を送る際、「ブロック」をしないといけない。めちゃくちゃな補筆をできないようにするのだ。たとえば、「文字数は現在のままにしてほしい」「日本語として意味がわからないものは、編集部の判断でカットする」などと事前にわかりやすく伝えるべきだ。これは基本的な作業であり、中堅以上の編集者10人のうち、5~6人はできる。大学教授は学識はあっても、書くことのプロではない。編集者がそこまで踏み込んで説明しないと、わからない。

 ところが、彼はそのような説明をしなかった。40代後半になって、基本的なことができていない。これ以外にも、たとえば、決められた日にお金を払うための手続きができていない。結果として、振り込みを既定日時にできなかった。野球に例えると、キャッチボールができないのだ。試合に出る以前のところで壁にぶつかっている。つまりは、基礎的なことができない。

 私の周りには、40~50代で出世コースから外れた人が20~30人はいる。この人たちのほとんどが、「厄介者」扱いを受けている。年齢にふさわしい役職や仕事が与えられないのだ。20代後半~40歳前後の人とほぼ同じ仕事をしている。彼らの大きな特徴は、誰もができる仕事ができないこと。ごく普通のことができない。本人は「できる」と思い込んでいるようだが、半端じゃなくできない。だから、手に負えない。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。