【週刊ZOZOSUIT通信】採寸以外の使い道はあるか?ZOZOSUITの実力を再検証
『ZOZOSUIT』は、ZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZO(旧スタートトゥデイ)が、体データの自動採寸を目的に開発した特殊なスーツだ。採寸データはZOZOTOWNアプリと連動。
これにより、衣料品のサイズに関する不安が解消され、ネット通販がさらに使いやすくなる、という画期的なツールである。
『ZOZOSUIT』本来の実力は前回の記事(https://dime.jp/genre/573063/)でお伝えしたとおりだが、その後、ひとつの疑問が浮上した。『ZOZOSUIT』に採寸以外の使い道はないのだろうか?
黒シャツ代わりに『ZOZOSUIT』を使えば、アメリカ風のスーツスタイルに見えるのでは?
正装感を出せば大丈夫じゃないか、と本日の渡辺はタイを締めて編集部に来訪。タイは、剣先の幅11㎝のワイドタイプ。ラペルの下襟が尖って上に突き出したジャケットを着用する際に重宝している、70年代イヴ・サンローランのヴィンテージ。
結び方は、セミウィンザー・ノット。結び目の下にしっかりとディンプル(小さなくぼみ)をつけ、優雅なエッセンスを加えたが、『ZOZOSUIT』を全面に出した着こなしは、やはり大人の目に余るらしい。
黒シャツ代わりに『ZOZOSUIT』を使えば、アメリカ風のスーツスタイルに見えるのでは? もしくは、フィルムノワールで湧く1950年代のパリジェンヌを気取ってブラックタイを……などと考えてみたが、埒が明かない。
とはいえ、このスーツ、今期中に600万着以上が配布される予定となっている。採寸が終われば即ゴミ箱行きでは、どうにも居た堪れない。