たんぱく質をとっても、「筋肉をつくる力」は年齢とともに衰える!
ここまで、たんぱく質の摂取不足と運動不足によって筋肉が減ってしまい、それが疲れやすさや夏バテにつながる悪循環について説明してきたが、その影響を最も強く受けるのは高齢者だ。
筋肉は骨や関節とは違い、1〜2 か月という非常に短い期間で組織の半分が入れ替わる。 最近の研究から、筋たんぱく質は「分解と合成」を常に繰り返していることや、高齢者は 20 代 の頃と比べて筋肉を「合成」する力が衰えてくることがわかっている。
若い頃よりたんぱく質の 摂取量が減ったり、筋肉がつくられにくいカラダになっていることから、高齢者は「筋肉」を維持 することが難しく、夏バテになりやすかったり、歩く力が弱まってつまづきや転倒リスクも高くなってしまう。
「ロイシン高配合の必須アミノ酸」で筋肉をつくる力は向上
特に高齢者における夏バテが、「筋肉」の維持と深い関係にあることを紹介した。ただ現実的にはそこまで食事を管理したり、運動をすることは難しいという人も多いだろう。しかし、筋肉づくりは何歳からでも間に合う。その カギを握るのが、必須アミノ酸の一つ「ロイシン」だ。
たんぱく質はアミノ酸という分子がつなぎ合わさってできている。人間に 必要なアミノ酸 20 種類のうち、体内では 作られない9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」 と呼ぶが、その中でも、特に「筋たんぱく」の 合成を促す司令塔として働くのが「ロイシン」だ。
ロイシンは、筋肉を作りだすシグナルの働きがあるため、「ロイシン高配合の必須アミノ酸」を摂取 することにより、効率的に筋肉をつくり出すことができるということが、研究で判っている。
しかも それは、高齢者にも有効であるということをデータは示している。そのため、サプリメントなどでロイシン高配合の必須アミノ酸を摂取することで、何歳からでも筋肉 をつくる力を向上させて、夏バテしにくい、強いカラダをつくることにつなげられるのだ。
ロイシン高配合必須アミノ酸で筋肉を維持しよう