最新キャンピングカー選び、狙い目は500万～600万円台のプチラグジュアリーモデル

【800万円台】こだわりバンコンでゴージャスに

　ゴージャスさでいえばフルコンやバスコン！　けれど、日本の狭い山道を考えるとあまり大きなキャンピングカーは運転に気をつかう。その点、ハイマージャパン（アールブイランド）のバンコン「エアーズロック・ポップアップ」は身軽さと上質さを絶妙なバランスで備えたキャンピングカーと言えるだろう。ベースはフィアット　デュカトで、5410×2080×H2700mm。ハイエーススーパーロングとほぼ同じ全長、ヒルスタートアシストやROM（ロール制御装置）などを装備し、輸入車でも恐れずに運転できる。

ハイマーカーの「エアーズロック・ポップアップ」（車両本体価格850万円＋税。写真は1004万6000円）。バンコンだけれど室内高は高く、大人が立って移動できる。

オプションのポップアップルーフを取り付ければ、就寝人数は4名に。

運転席と助手席はウォークスルーでうしろへ行き来しやすく、また、回転させて対面リビングを作れるなど無駄がない。後部にはベッドルーム、エントランス脇にギャレーが備わっている。ちなみに、日本仕様ではカセットガスコンロと軽油FFヒーターに変更済みだ。

2列目シートの後ろにトイレ＆シャワールームがある。シャワーヘッド脇の白いトレイは手前に出すと洗面台になるというもの。バンコンでも快適設備が備えられているのが欧州車らしい。

取材・文／大森弘恵