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話し合いができない人には「黙秘」で対処すべき理由

2018.08.03

■連載/あるあるビジネス処方箋

 仕事をする相手と深い話し合いができないとき、必要最小限度の会話にとどめたほうがいい、と私はかねがね思っている。このようなことが書かれたビジネス書やビジネス雑誌はあまり見かけない。

 しかし、私は自らの経験をもとに言えば、話し合いができない人と話し合わないことは極めて常識的なことであり、もっと公にされていいと思う。自分を守るうえで重要なことであり、ぜひとも読者諸氏に勧めたいと思っている。

 今回は、私がなぜ、話し合いをしないのかを伝えたい。こういう考えの人もいるのか、と冷めたまなざしで見てもらっても構わない。人間関係に疲れたときに思い起こしてもらうのでもいい。

協同作業の仕事を勘違いしている人とは会話ができない

 通常、人と人が話し合うと、意見の違いが少々あろうとも、ある程度のところまでは互いに妥協し合い、歩み寄るものだ。また、本来はそうあるべきなのだ。ところが、その意味での話し合いができない人はいる。ひたすら、自分の考えにしがみつき、ごり押ししようとする。本人にそのつもりはなくとも、結果としてごり押しになる。しかも、その考えが明らかに誤りであり、失敗になることが見えているのに変えようとしない。それを「正しい交渉」と思い込んでいたり、「タフネゴシエーター」と自らのことを思い込んでいる人もいる。

 この姿勢は「話し合う」というよりは、政治家の「演説」に近い。会話ではなく、自らの考えの説明でしかない。つまり、協同作業の仕事を根本的に勘違いしているのだ。

 私はフリーランスになって以降の13年間、特にこの8年ほどはこのような相手に深入りをしないようにしてきた。2010~14年前後に、自分の考えをごり押しする人たちと仕事をして、心底、滅入るものがあった。精神を安定に保つことに苦慮したほどだった。仕事の結果も、散々たるものだった。この人たちとは縁を切ったが、それ以降、間違った考えをごり押しをする相手には黙るようにしている。「演説」には「黙秘」という拒否の姿勢で臨むしかない、と考えているのだ。

 間違った考えをごり押しする人と会話したところで、彼らはこちらの意見を否定することしかしない。話し合いは、無駄に終わる可能性が高い。実体験をもとに言えば、「黙秘」はお勧めだ。関わらないようにするから、精神的なストレスが発生しない。これが、ほかの仕事にいい結果をもたらす。

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