小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

どんな感じ?コンサートなのに全員ヘッドホンを装着するライブに行ってきた!

2018.06.13

「Astell&Kern presents 石川綾子ハイレゾヘッドフォンコンサート powered by TASCAM」

東京、青山の「Future SEVEN」でおこなわれたヘッドフォンコンサートは、ハイレゾ仕様を実現するため、レコーディング&ミキシング・エンジニアのニラジ・カジチャンチ氏を招き、TEACのプロ用ブランドあるTASCAMに機材協力を受けた。2017年11月にコンサートで録音されたハイレゾ音源(192kHz/24bit)を石川綾子さんがライブ演奏するバイオリンにミックスして流す。バイオリンを収録するマイクはSONY『C100』、Royer『SF24』、Neumann『M269』の3本を使い、曲に合わせて切り換えて使われた。石川綾子さんのモニター用ヘッドホンはbeyerdynamic『DT 1770 PRO』を使用。バイオリンのヘッドアンプにはSym Proceed『MP4 & Millennia HV-3D』、デジタルリバーブにはBricasti Design『M7』を使った。客席用のDACにはApogee Electronics『Symphony I/O Mk II』が使われた。同じくヘッドフォンアンプは8系統の出力を持つTASCAM『MH-8』がテーブルごとに設置されていた。観客は持参したハイレゾ対応ヘッドホン、またはイヤホンを接続して、各自が音量を調整する形式をとった。選曲はクラシックだけではなく、中島みゆきの「糸」から始まり、会場内の手拍子と共に「千本桜」で終わった。

1.糸
2.ひまわり-Loss of Love-
3.君をのせて
4.NEVER ENDING STORY meet by CANON
5.リベルタンゴ
6.千本桜

このコンサートでは、バイオリンの弦の響きの美しさ、そして超絶技巧から生まれる正確でダイナミックな旋律が、ハイレゾ音質で自分の使っているヘッドホンにほとばしった。まさにこれは目の覚めるような音だ。バイオリンの音はコンサートホールで弾かなければ美しい響きにならないと思い込んでいた私の常識は吹き飛ばされた。もっとも会場にはバイオリンの余韻までスピーカーで再現され、ライブ演奏と共にマイクで拾うという凝ったミキシングがおこなわれていたのだ。今回のヘッドフォンコンサートは大音量で楽しみ、最後は石川さんにうながされて手拍子をとり会場はライブコンサートのような一体感に包まれた。ヘッドホンだから孤独に聞くとは限らず、初対面の隣の人と盛り上がることもできた。特に今回はオーディオマニアが集結して、各自が自慢のヘッドホンを持ち寄っているので、話題には事欠かないだろう。私は欲張ってヘッドホンとイヤホンを差し換えて聞いたが、どちらも素晴らしい音質だった。

石川綾子さんは、普段の演奏ではオケの音に埋もれてしまいがちのバイオリンの音がヘッドホンを通じて、すごく鮮明に聞こえたことに驚いていた。どの席に座っていても、誰もが特等席の音を楽しめるのが素晴らしい。また、今後も挑戦したいと語った。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。