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どんな感じ?コンサートなのに全員ヘッドホンを装着するライブに行ってきた!

2018.06.13

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

■Introduction

1981年12月3日、渋谷公会堂で大瀧詠一がヘッドフォン・コンサートをおこなった。コンサートホールの場所によって意図した音が観客に届けられないというジレンマから、理想的なミキシングをした状態でFM電波を飛ばして、観客は持参したヘッドフォンをFMウォークマンに接続して聞く形態がとられた。

3月25日におこなわれたシンガーソングライター桐嶋ノドカが開催したのは、DENON協力のもと、発売前の新製品だったヘッドホン『AH-D5200』と『AH-D1200』を使って有線接続によってライブ中継をおこなった。これが『桐嶋ノドカ ヘッドフォンライブ「souzou no oto」supported by DENON』である。

5月16日は「Astell&Kern presents 石川綾子ハイレゾヘッドフォンコンサート powered by TASCAM」が開催された。こちらは日本初のハイレゾ仕様で、ライブ音源(192kHz)をベースに石川綾子が会場で生バイオリンを演奏、この音をマイクで収録してミキシングしたものを有線で配信、観客は持参したヘッドホンまたはイヤホンを使って音楽を楽しんだ。彼女自身もヘッドホンでモニターしながら演奏するスタイルをとった。

■Report

『桐嶋ノドカ ヘッドフォンライブ「souzou no oto」supported by DENON』

Photo by 寒川大輔

「souzou no oto」がおこなわれた東京、表参道の会場は正面にラジオ放送のブースのように大きなガラスで仕切られた小部屋があり、それを囲むように椅子が並べられていた。桐嶋ノドカさんが入ってくるとブース内の照明が明るくなり、それとは逆に会場の照明は暗くなった。観客は全員、椅子の上に置かれたヘッドホンを装着しており、接続された専用ボックスで音量の調整もできた。桐嶋さんによれば、ブース内部は遮音されており、会場の様子はよく見えず、音も拍手や笑い声が聞こえるぐらいで、レコーディングに似た雰囲気だったという。

ライブはいきなり楽曲が始まるのではなく、桐嶋さんが、その曲の生まれたエピソードなどを交えた説明をしてから、ささやきかけるような声で始まった。会場内にはスピーカーも設置されており、ヘッドホンを外しても歌声を聞くことはできた。しかし、スピーカーから出た音と、ヘッドホンの音には格段の違いがあった。私が使ったのは『AH-D5200』で、非常に細かい音まで再現される。ボーカルのリップノイズまで伝わるので、耳元にダイレクトに歌声が届く。会場の空気を通して音が伝わるのではなく、マイクからヘッドホンまで直結して鮮度の高い音が届く感じだ。

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