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2018.06.04

入社4年目社員の本音「広報マンとして会社のことを知らなすぎた」ヤマハ発動機・石田大樹さん

あなたの知らない若手社員のホンネ~ヤマハ発動機/石田大樹さん(25才、入社4年目)~

中間管理職にとって20代とうまくやるには、彼らの仕事へのモチベーションを理解することが必要だ。とはいうものの「うちは静岡の磐田市に本社がある田舎の会社でのんびりしていますから」と、石田大樹さん。おっとりした社風で、上司や同僚に対してプレッシャーの類はほとんどないと言いたげ。資本金857億97百万円、2017年度の2017年12月期の連結決算が1兆6,701億円。外資系企業とは真逆にある典型的な日本の大企業の一つなのかもしれない。

第22回目はヤマハ発動機株式会社 企画・財務本部 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ 石田大樹さん(25才)入社4年目である。

■配属は広報グループ、広報と宣伝の違い

メーカー志望だった僕は趣味がバイクなので、この会社を志望したんですが、内定が決まってみると、

「ヤマハって、あー音楽教室の会社ね、石田くん、ピアノとか楽器が上手いんだ」とか、知り合いに言われまして。80年代の初頭のバイクブームの時と比べて、日本の大型中型バイクは10分の1に減ったと言われ、それに比例するように、うちの会社の認知度が下がったのでしょうか。それが悔しかった。会社のブランド認知の向上に貢献したいと。

「僕は広報を希望します」と、研修の配属面談の第一志望に広報を上げたんです。すると、すんなり配属が決まりました。

宣伝と広報の違いは、宣伝はお金を使い、CMや広告で自社の製品をアピールする。広報は基本的にお金を使わずに自社の情報をメディアにリリースして、メディアが報道に値する情報と判断すれば取り上げてもらう。

メディアにとって価値のある情報を提供し、それが報道されれば、うちも多くの人に会社のことを伝えることができる。メディアと広報はウィンウィンの関係、それが理想です。

僕は浜松のメディア担当で、定期的に会社の情報を地元の静岡新聞や、地元のラジオやテレビ局、大手新聞の静岡支社や浜松支局にリリースするのが仕事です。またブロガーとのコミュニケーョンも担当しています。広報マンはいろんな部署を経験し、広報担当に配属されるケースが多いのですが、僕は入社してすぐに広報グループに配属されまして。当初は広報マンとして必要な会社の情報量が、圧倒的に少なかった。

定期的にFAXや記者会見で情報をリリースするのですが、ある記者会見の席でのことです。2014年発売した3輪バイクのトリシティの記者発表の時、社長が3輪バイクに乗って、登場する演出があったのですが、「あの時の社長がバイクに乗っている映像はありますか」と、記者さんに聞かれました。

何を言っているんだろう、社長が記者発表の席でバイクに乗るわけがない……。大きなイベントだったのですが、僕は当時の社長のサプライズ演出のことを知らなくて。「世界初の3輪バイクを開発した意義をどう答えていましたか」という質問にも、社長が何を語ったか把握できてない。その場では答えることができず、後でフォローする形をとりました。

失敗談はまだまだあって。例えば本決算発表の記者会見でのこと。「先進国の二輪車の売上げの数字は前年比でマイナスになっているけどその原因は?」と質疑応答の時に聞かれても、うまく返答できない。資料を読んで勉強しましたから、原因は為替の影響が大きいことはわかります。しかし、来年も先進国への二輪車の輸出はマイナスを見込んでいるが、一方でマリンの船舶の売上げは、プラスを見込んでいる。

「マリンは為替の影響があるのに増益している理由は?」と、記者さんの質問に答えることができず、同席した財務の担当者が「昨年は会計上、一時的なズレがありましたが、今年はそれがないために、この数字になりました」と、助け舟を出してくれました。

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