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【35歳からの婚活】『恋のから騒ぎ』出身の恋愛のプロが指南する婚活の第一歩

2018.06.03

■すべてを失った時に出会った婚活サポートという“使命”

 今回は、中村さんが婚活サロン「ロータスマリッジ」をスタートするまでに経験した出来事や婚活サポートにかける想い、サポート内容などをご紹介していきたいと思います。

 現在の婚活サロンを始めるまでには、波瀾万丈なキャリア人生があったという中村さん。

 大学卒業後、いろいろな仕事にチャレンジしてきたそうですが、特に人生を掛けて挑んだ仕事がうまくいかず、すべてを失い人生のどん底にいるときに、そばで支えてくれたのが今のご主人と二人の娘さんたちだったそうです。

 “家族というチーム”の強さ、安心感をひとりでも多くのキャリア女性に知ってもらいたいという想いで婚活サポートをされています。

「私自身は26歳で結婚をしているのですが、結婚、出産後に、家族を巻き込んで、本当に人生を賭けて(お金も投資し、家もそのために引っ越して)挑んだ仕事がうまくいかず、結局役員を退かざるを得なくなるという挫折を経験しました。

 さらにその後、知人に声を掛けられて当時急成長していた上場会社に就職をしたのですが、入社3か月で強制捜査が入り、結局入社して半年後には会社がなくなってしまったんです。成長に期待して同社の株にもかなり投資していたのですが、それも全て紙くずになりました。もう自分には何も残っていないと思いました。」

 職も失い、家庭の財産もほとんど失ってしまった中村さんは絶望したそうです。

「その時、キャリア相談に乗っていただいていた方から言われたんです。『ご主人は何も言わなかったの? 普通なら離婚だよね』と。自分に残ったものが、逆境に一緒に立ち向かってくれる「家族」なんだと、人から指摘されて気づきました。」

 仕事もお金も全てを失った中村さんに残ったのは、中村さんを純粋に個人として応援してくれる家族と本当の仲間だけでした。仕事やお金が絡む知り合いは自然と離れていき、大切な人だけが残ったのです。

「それまでの職場は、「キレイごとで仕事ができるか!」「お前の考えはどうでもいい、俺の言った通りにやれ!」と上からおしつけられるような環境が長かったので、仕事はそういうものだから仕方ない……と諦めていたところがありました。

 その考えが、挫折を期にガタガタと崩れて、「キレイごとで仕事したっていいんだ!」と思えるようになったんです。純粋に、目の前にいる人を幸せにして、「ありがとう」と言ってもらえる仕事をしたい。そう思ったときに、自分の経験や人脈を活かして人を幸せにできる、結婚相談所という仕事と出会えたんです。」

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