実際にこのイス「ing」に座り、揺れながらのデスクワークをした場合、以下のような実験結果が得られたという。
■自然に座っているだけで、従来品に比べ、8割の人の肩の筋肉、5割の人の腰の筋肉が活発化 ※1
■揺れながらのデスクワークを4時間実施=約1.5kmのウォーキングに相当。消費カロリーは約85kcal=おにぎり約1/2個分に相当 ※2
■60分揺れることで、7割の人のα波、6割の人のβ波が増加(α波は安静した状態、β波は能動的で活発な思考や集中に関連しているといわれる)※3
■創造的で有用なアイデアの発想数が13%アップ ※4
さらに体の動きに合わせて座面が動くことで、体の土台となる骨盤が常に最適な角度に導かれ、背骨を自然なS字形状にキープできるほか、体圧がバランスよく分散され、体への負担も軽減できるのだ。
腰痛や座り過ぎ対策として、1時間ごとに立ち上がって歩いたり、軽いエクササイズを行うなどしている方も多いと思うが、こうした体と脳を活性化させるイスを導入するというのも手。
姿勢の安定化を旨としてきたイスから、活性化させるイスへ。
従来の概念を一変させる新しい発想は、オフィスの環境改革の一つとしてもますます注目を集めそうだ。
【山下晃和’S EYE】
予想以上にイスが動くのにはびっくり。重心をとろうと体幹を意識するので、座りながらのエクササイズにぴったりですね。デスクワークは前傾になりがちなので、仕事のすきま時間を見計らって、後傾やひねりの運動を加えると、心身ともにリフレッシュできると思います!
コクヨ
『ing(イング)』
ラテラルタイプ(ブラックシェル・T 型肘・樹脂脚)
8万8000円〜
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電話: 0120・201・594
HP: http://kokuyo.jp/ing
※1 自筋電計による僧帽筋、脊椎起立筋の筋電位計測による(n=10)。※20代の男女の試験結果(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター 橋本健史准教授との共同研究による)
※2 揺れながらデスクワークをしている状態での消費カロリーを活動量計にて計測した平均(n=5)。 ※40代の男性5人の試験結果/30分の測定を4時間に換算
※3 揺れながら60分読書する間の最初の20分と最後の20分の脳波の比較による(n=20)
※4 創造性テスト(AUT)における有用なアイデアの総数の比較による(n=50)。京都大学大学院教育学研究科 野村理朗准教樹からの技術指導を受けて実施