■インテリアは9000系リニューアル車に準拠
案内標記の多くは、ピクトサインと文章の組み合わせをパターン化して、わかりやすくした。
客室のインテリアは、グレートーンで統一したシックな装いが特徴。車体幅が若干狭くなったことを感じさせないよう、空調ダクトの配置を工夫し、天井を高く取った。乗降用ドア脇の袖仕切りはガラス張りで、横浜の“おしゃれな雰囲気”を鉄道車両に採り入れた感がある。また、パナソニックのナノイーを搭載し、綺麗な車内を保つよう努めている。
ロングシートは着席区分が明確なバケットタイプ。一般席はライトグレーのシートモケットで、坐り心地のよさだけではなく、肌触りもいい。
吊り手はどの方向から掴んでも握りやすい楕円形で、軽く、ラクに握ることができるという。
車椅子兼ベビーカースペースは各車両に設置。側窓の下にパネルヒーターを装備し、冬季も快適に過ごせる。
LCD(液晶モニター)の旅客情報案内用は乗降用ドア上、広告用は通路上にそれぞれ設置。いずれも21.5インチと大型で見やすい。
室内灯は調光調色式のLED照明で、夕方以降は電球色、それ以外は昼白色の光が車内に広がる。しかも、ワンクールごとに自動で調整するという。
例えば、営業運転開始日の2018年2月11日から、3月31日までは下記の通り。
・早朝モード:2時01分から6時59分まで。調色3300ケルビン、調光100%。
・ラッシュモード:7時00分から9時59分まで。調色3800ケルビン、調光100%。
・昼間モード:10時00分から15時59分まで。調色4400ケルビン、調光90%
・夕方モード:16時00分から17時59分まで。調色4400ケルビン、調光90%
・夜間モード:18時00分から翌日2時00分まで。調色3000ケルビン、調光100%。