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懐かしの消灯に思わず感動!メトロで過ごす銀座線90周年のレトロな時間

2018.01.18

 1927年12月30日、東洋初の地下鉄が上野〜浅草間に開通。2017年はちょうど90周年の年にあたるということで、東京メトロでは様々なイベントが催された。そんな中、12月17日に”地下鉄開通90周年記念イベント「TOKYO METRO 90Days FES !」スペシャル企画『銀座線タイムスリップ』“が開催された。今回はこちらのイベントの模様をレポートしよう!


ちょっぴり暗い車内の銀座線! これがこのイベントの見どころだ!

 今回のイベントは東洋初の地下鉄として開通した現在の銀座線の一部区間にちなんで行われたイベントで、あらかじめ事前応募で抽選された45組90名が参加。団体特別列車で銀座線を約1往復した。もちろん今回の団体特別列車、タダの列車ではないぞ! 現在銀座線では1000系という車両が運転されているがこちらの1000系のうち、2編成だけ「レトロ仕様」の特別編成が存在しているおり、今回のイベントにもこのレトロ仕様の特別編成が充てられた。


こちらは通常の1000系


こちらがレトロな内装になっている特別仕様の1000系。おでこのライトやラインに違いがあるぞ!

 元々1000系は、90年前、地下鉄開業と同時に作られた1000形という車両をモチーフにデザインされた車両なのだが、この特別な2編成はより忠実に、よりリアルに当時の1000形のような装飾が随所に施されている! ちなみに現在の銀座線の1000系は「系」、当時の1000形は「形」の字を使用しているが、これはかつて1両ごとに車両を区別して「形」という表記にしていたものが、今では編成ごとの「系統車両」として区別することから「系」という字を使用しているためだ。

 さてこのレトロ車両、車内も木目調になっているだけでなく、つり革もリコ式という当時の形状を再現。手すりやシートの色までも徹底的にこだわって当時の車両を復刻しているが、最大の特徴は車内に取り付けられた「ある電灯」だ。


1000系レトロ車両の車内


1000系のモデルとなった国内初の地下鉄車両1000形。現在は東京メトロ東西線葛西駅すぐの地下鉄博物館に展示されている

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