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懐かしの消灯に思わず感動!メトロで過ごす銀座線90周年のレトロな時間

2018.01.18

 ドア横にあるこの電灯、「室内予備灯」と呼ばれるもので普段は消灯している。昔の銀座線は電源システムの都合上、ポイントなどを通過する際に瞬間的に停電することがあった。その際、車内が真っ暗になるのを防ぐためにこの予備灯が点灯していたのだ。昔といっても銀座線では平成5年、同じ電源システムを採用していた丸ノ内線では平成8年までこの現象が起きる車両が存在していた。現在の銀座線1000系はレトロ調といっても最新設計なので、この停電現象は発生しない設計。では何でこの予備灯が取り付けられているのか。実はレトロ仕様1000系には当時実際に室内灯が消灯していた箇所をプログラムで管理し、瞬間的な停電と予備灯の点灯を再現できる「イベントモード」を搭載! そう、今回のイベントは1000系誕生以来、初めて行われる予備灯が点灯するイベントでもあったのだ! また「イベントモード」時は室内灯の色調も通常の白色ではなくやや赤みを帯びた白熱灯色になる。


1000系に取り付けられた「室内予備灯」。これが点灯する


こちらは地下鉄博物館の1000形の予備灯。1000系に取り付けられたものはこちらのオリジナルから型取りして作られたという本気設計(現在1000形展示車両の車内には入れません)

 もちろんそれだけではない。今回の乗車は駅からではなく、なんと上野にある「上野検車区」という車庫から出発! 途中普段は絶対に入れない、列車の折り返しに使用する引き込み線への入線や、かつての駅の遺構の付近を徐行運転して車内から見学する、などの地下鉄90周年にふさわしいイベントが目白押し!

 さて車内に乗り込んだ参加者の様子を見てみるとやはり地下鉄ファンが多い様子。今回45組90名の枠に4090名もの応募数があったそうだ。上野検車区を出発した特別列車はまず「地下鉄唯一の踏切」を通過。これは地上にある検車区の出口にある踏切で、普段は回送列車しか通過しないレア区間! その後銀座線上野駅に合流し浅草駅へ。ここでも少し先にある折り返し用の引き込み線というレア区間を走行。浅草駅から渋谷駅にかけてはいよいよ先ほどの予備灯が点灯する「イベントモード」で運転だ。最初の消灯時には「きたー! 」「消えた! 」と参加者から歓喜の声が! また当時を知る参加者からは「そうそう、こんな感じ」と懐かしむ声も聞こえる。しかしどのタイミングも一瞬なのでシャッターチャンスが難しそう。


上野検車区を出発してすぐに踏切を渡る!


「イベントモード」の車内は温かみがある照明色に切り替わる。スタッフさんも袴姿で盛り上げる

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