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地方在住の伝説のナイフ職人に聞く「モノの売り方」

2018.01.11

「市場を開拓する」という行為は、大都市にいなければできないことなのだろうか。

 確かに、首都圏とそれ以外の地方都市とではインフラストラクチャーの質が違う。隅々にまで地下鉄が行き渡っている東京都内と、1時間に2、3本しかバスが来ない地域とは利便性に大きな差がある。

 だが、見方を変えれば「首都圏に拠点を置かない」ということ自体が付加価値になるのではないか。

■岐阜県関市の世界的ナイフマイスター

 アウトドア用品としてのナイフは、世界中に愛好家がいる。

 この世界の「大御所」といえば、ロバート・ウォルドーフ・ラブレスという人物だ。ステンレス鋼をナイフ素材に用いた最初の職人でもあるが、アーネスト・ヘミングウェイを始めとする各国の著名冒険家がラブレスのナイフを愛用した。

 だが、ラブレスはすでに故人である。存命の人物で「世界最高峰のナイフ職人」と呼ばれるのは、岐阜県関市在住の松田菊男氏だ。

 ブレード表面の独特の模様、用途に応じた理想的な形状、そしてカミソリのような切れ味。『キクナイフ』は耐久性に優れたコンバットナイフとして、世界各国の軍人や警察特殊部隊員からも絶大な支持を得ている。

 関市は古来から日本刀の産地として有名だ。そしてこの町で生み出される刃物は、あらゆるジャンルのプロフェッショナルにその価値が認められている。冒険家、フィールドワーク分野の大学教授、シェフ、軍人。ナイフはすべての道具を生み出すための基本単位だ。よりよいナイフを作るために、人類は自然界に存在する石や青銅、鉄を駆使した。

 そしてナイフの製造技術は、重工業の土台となるものだ。

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