■3点支持インシュレータにプチカスタム
『NM-26.2』はNMシリーズ共通の筐体が使われており、オプションパーツも共通である。先日のハイレゾパークvol.9でアルミ製インシュレータのセットが1600円で販売されていた。これを取り付けてみたい。シャーシ側はネジ穴がきってあるので六角レンチがあればカンタンに装着できそうだ。しかし、後ろ側のネジ穴がすでに使われている。リアパネルを外してみるとアースをシャーシに落とす銅製ネジと内歯ワッシャーがあった。穴を開け直すのは大変なので、リアパネルの空いている穴を利用してアースを移動。無事3点支持になった。ゴム脚より設置面積が増えて、シリコンの密着性の高いシートを使っているため、重たいケーブルを接続しても筐体が安定している。
Webサイトでは見当たらないアルミ製インシュレータのセット。右上のネジは付属しない。
底面の穴がアースに使われていたので、リアパネルの余っている穴の周りの塗装を落として移設。
ネジ止めして完成。時間ができたら底面に穴を開けて元の位置に戻したい。
■狙い目はウォームな音色の『NM-28』(仮称)
Webサイトを見ると分かるが『NM-26.2』は現在、在庫切れで購入できない。N2 Factoryによれば固定抵抗切替の部品が供給できないため、別のメーカーの部品を搭載した『NM-28』(仮称)を近日中に発売予定とのこと。ハイレゾパークvol.9に展示されていた試作機の音を聴かせてもらったが、今度の製品の音色はウォームでボリュームノブを回した時の抵抗感も少ない。脚も最初から3点支持になるかもしれない。価格は未定だが『NM-26.2』とほぼ同額と予想できる。つまり全ての面で『NM-26.2』よりも良さそうなのだ。ということで、『NM-26.2』に興味を抱いた人は、ぜひ『NM-28』(仮称)を入手していただきたい! 実は『NM-26.2』も『NM-26』の後継機で発売後すぐに完売している。『NM-28』(仮称)も少量生産の可能性があるので、発売されたら、速攻でポチることをオススメする。
写真・文/ゴン川野
オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!
※記事内のデータ等については取材時のものです。