■真打ち登場! 空芯コイルを加える
それではいよいよ『Solen 18AWG空芯コイル 0.43mH』を接続してみよう。ユニットは液体ゴムを塗っていないノーマルの8cmフルレンジを使用する。まずエナメル被覆をサンドペーパーで剥がして銅線が見える状態にする。後は接続するだけだ。実験的に接続するのはカンタンなのだが、ネットワークとしてスピーカーに組み込むのは少々、面倒である。一般的には専用のボードにコンデンサーとコイルをガッチリ固定してスピーカー内部に取り付ける。または外側に出す場合もある。スピーカー内部に固定するのは大変そうなので、ユニットの磁気回路裏側にホットメルト接着剤で固定した。この方法は邪道なので良い子の皆さんは絶対に真似しないように。
8cmフルレンジにコイルを加えたときの周波数特性。青線がコイルありの特性だ。
スピーカーユニットの裏側にホットメルトを使ってコイルを固定。スピーカー端子とコイルは直接ハンダ付けしている。
2016年「Stereo 8月号」に付属した8cmメタルコーンのフルレンジにユニット交換して試聴してみた。