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Google、Microsoft、Adobe、なぜIT企業のCEOはインド人が多いのか?

2018.01.01

■最も注目の新進スタートアップとしての受賞は、AIで血液検査を進化させる企業

「女性版スティーブ・ジョブズが作った、画期的な血液検査のスタートアップ」と、ともてはやされたTheranos(セラノス)という会社をご存知だろうか。その後、詐欺であるとされ一気にプロジェクトは消滅してしまった。その血液検査という医療でハードルの高い分野にチャレンジし、創業後1年足らずで350万ドルの投資を受けるという高評価を得て将来に期待がかかっているのは「簡単に手早く、どこでも誰でもできる血液検査」を目指す、Athelas社だ。
まずはこちらのビデオを見て欲しい。

 Athelas社が開発したディバイスとキットを使い、利用者は自宅で血液を採取してディバイスで結果送信、自分自身のアプリに診断が送られて来るというしくみだ。これまでの20倍の速さで20分の1のコストで血液検査し、AIを使ったデータ解析を行い血液細胞まで読み取り、様々な病気の発見ができるという。破壊的な速度とコストで、米国内だけではなく、医者のいない発展途上の国まで地球上で使われることを目指しているという。簡単に見えるこの血液検査だが、創業者、Tanay Tandon氏の祖父は、インドで病理学の医者で自分の医院で毎日血液の検査をしていたという。その姿に影響を受け、世界の人々のためにヘルスケアの分野での貢献を志す。彼は高校時代15歳で、書類をスキャンして自動で箇条書きでまとめるClippedというアプリをリリースして業界で注目された。その翌年にはマラリアかどうかをスマホで診断するという仕組みでYCombinator米国随一のアクセラレーター)のハッカソンで優勝、その後Intelの学生の科学コンペやグーグルのサイエンスフェアなどで上位に選出されてきた。

 人口知能が血液のデータを読み解き、過去の知見を未来へつなげるというこの血液検査のために開発されている仕組みは、さらに将来は様々な医療に役立つことだろう。現在、若干20歳のTanayと彼のチームに注目したい。

 近い将来、人工知能が社会に劇的な変化を及ぼすと言われて久しい。それは同時に、誰も予測できない、不確定で混沌とも言える時代に我々が皆で突入することでもある。社会が抱える課題は増え、さらに複雑になる。そこではインド出身者やそこにルーツを持つ人々が活躍することも多くなるだろうし、私たちの仲間としてもきっと頼もしい存在になるに違いない。

取材・文/望月奈津子

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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