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2018.01.01

Google、Microsoft、Adobe、なぜIT企業のCEOはインド人が多いのか?

 グーグル、マイクロソフト、アドビの社長の共通点は何か?

 インドで生まれ育ったインド人であることがよく言われる。そう、IT業界でのインド人エンジニアの活躍、またNASAなどでの科学分野で活躍はよく聞くが、先進のIT大企業のトップとしてもインド出身者が目立っている。はたしてスタートアップはどうか? 5月にカリフォルニア州で開催された、最先端のテクノロジーカンファレンスでその動きを見た。

■AI分野でも注目したい、インドそしてインド出身者

 起業家としてシリコンバレーで最初に名を揚げたインド出身者は、インドの工科大学を卒業後、米国で学び、1982年にサン・マイクロシステムズ(後にオラクルに買収)を共同創業したビノッド・コースラであろう。その後著名なベンチャーキャピタル、クライナー・パーキンスを経て、自身の投資会社を設立して現在も業界で大きな影響力を持っている。彼をはじめとして、エンジニア、起業家、そして投資家へという活躍の道は、近年、大躍進中のインド経済とも相まって、これからもますます切り開かれ、多くのインド人が通る道ではないだろうか。

 インドの人口は13億人を超え、平均年齢は25歳とも言われている。人口は2020年には中国を越すと予測され、経済成長率は年7%前後だ。2016年1月のウォール・ストリート・ジャーナルによると1560万人のインド出身者が海外に暮らす。また、インド国内では毎年約150万人が工学系の大学に進むという。

 筆者は、テクノロジー関係やスタートアップ企業との共同プロジェクトや海外での視察を定期的に行っている。一方、過去10年で仕事とプライベートで20回以上インドを訪問している。国を一括りにするのは正確ではないと意見もあるが、現地で感じたことを踏まえて、AIという、テクノロジーと人間科学の交錯する分野では、エンジニア・数学的な思考と文化に息づく独特の哲学をもち、そして母国が多岐に渡る社会的な課題をかかえ、混沌の中で生き抜く力に長けたインド出身者が活躍するのは必然ではないか、と思う。

■AIスタートアップのピッチで表彰された2社とは?


(NVIDIAのジェンスン・フアン氏と受賞者)

 2017年5月8-11日にカリフォルニア州サンノゼで開催された、GTC2017は、今世界で最も注目されているテクノロジー関連のカンファレンスだ。今年のカンファレンス中にトヨタとコラボレーションすることも発表されて話題になった半導体メーカー、NVIDIA(エヌビディア)が主催で、エンジニア、学術系、スタートアップ、企業開発部門や経営陣が集う。今年は参加者が5年前の3倍で大盛況だった。

 そのカンファレンスの一環で、今年からスタートした「NVIDIA Inception Awards」というAI関連スタートアップのピッチでの3部門のうち2部門で、トップに選出されたのはインド系の若者が創業者である。このアワードは、AI関連スタートアップの様々なサポート、例えば技術、開発ツール、教育、マーケティングプラットフォーム、投資などをバーチャルで行うアクセラレーターであるNVIDIA Inception Programから派生している。AI起業の新しい芽を育てるエコシステムを継続させて、今後の社会に大きな影響を与えイノベーションを促進するAI分野を活性化するのが目的だ。このプログラムを利用している世界中のスタートアップの中からアワードは選出され、入賞の6社に合計150万ドルの賞金が贈られた。ビジョンも賞金額もスケールが大きい。マイクロソフトやゴールドマンサックス、またソフトバンクなど協賛5社から各社選り抜きメンバーとNVIDIAのジェンスン・フアンCEOがジャッジとなっている。その6名のうち2名もインド出身者のようだ。

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