■新型『Apple Watch』だけでOK(01)
電話ができる
セルラー版の『Apple Watch』は、モバイル通信をするために必要となるSIMが組み込まれている。これは「eSIM(イーシム)」と呼ばれ、電話番号をオンライン経由で登録すると、『Apple Watch』だけで電話を受けたりかけたりできるようになる。iPhoneを持たずに通話できるので、身軽でいたいスポーツ時などに便利な機能だ。
初期設定中にサービスの利用設定ができるし、後からWatchアプリの「モバイル通信」メニューからも設定できる。
ただ、モバイル通信は電池を多く消費するので、iPhoneと接続が切れたときにのみモバイル通信を行うようだ。近くにiPhoneやWi-Fiがあるときは、優先的にそちらに接続している。また、Watchのコントロールセンターからモバイル通信のオン/オフを切り替えることできるので、電池を節約したいときはオフにするといいだろう。
相手の声はWatchのスピーカーから聞くことができ、自分の声はWatchが口元になくても相手に聞こえている。ただ、スピーカーホンはプライバシー面の問題があるので、マイク付きBluetoothイヤホンの利用がお勧めだ。
■『Apple Watch』だけでOK(02)
活動量、心拍数を測る
「アクティビティ」アプリも『Apple Watch』単体で使える機能のひとつ。立ち上がった回数、活動量、エクササイズをした時間を表示してくれるので、運動好きには使い勝手がいい。運動量は3種類のリングで示され、円になるほど目標に近づいたことになる。目標を超えると二重になる。
一方、「ワークアウト」アプリは、ウォーキング、ランニング、サイクリング、室内ランニング、プールスイミングなどの時間、距離、カロリーらを記録する。メニューを選んでオンにすると記録を開始し、運動が終わったらアプリも終了させるという使い方だ。対応する運動はバラエティに富んでいる。
なお、ワークアウト終了後も3分間は心拍数センサーが動いていて、心拍数の回復を測定することができる。「心臓のアイコン」をタップするとリアルタイムで回復状態が表示される。心肺機能が優れている人ほど心拍数の回復が早いといわれており、自分の回復の様子を目で見て確認できるのは興味深い。