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スピーカーはフルレンジに始まり、フルレンジに終わる!

2017.12.22

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

■スピーカーはフルレンジに始まりフルレンジに終わる

デスクトップシステムを構築する上で音の支配力が強いのがスピーカーである。最もシンプルなのはフルレンジ一発を指定箱に入れるスタイル。フルレンジの理想の口径は6.5インチ、通称ロクハン、分かりやすく書くと16cmである。ちなみに拙宅にも三菱DIATONE『P610』の新品同様が1ペアある。これを指定箱に入れようとすると密閉だと60L、バスレフでも40Lとかなり大きくなってしまう。

まあ『P610』が単体で販売されたのは1960年である。現在はもっと小口径で優れたユニットがある。それでも振動板を小さくしすぎると低音が出なくなる理屈は昔と変わらない。フルレンジというのは高域も低域も1つのユニットで出そうという妥協の産物である。本来、高域は小口径、低域は大口径の振動板が適しているためマルチWayが生まれたわけである。しかし、フルレンジにはメリットもあってマルチと違ってチャンネルディバイダーやディバイディングネットワークが不要になるため位相特性に優れ、さらに音源が点音源に近付くので音像定位の面でも有利だ。とりまめるとハイレゾ音源の聞きどころの一つである音場感の再生が得意なのだ。

デスクトップシステムに加えるためスピーカーはどんどん小型化され、現在は2Wayバスレフで低能率、ロングストロークで低音を出そうというタイプが主流である。これに小型軽量のクラスDアンプを組み合わせてガンガン鳴らす。大音量で低音も出るので店頭効果も抜群だ。アクティブスピーカーも重低音路線である。ここであえて私がオススメするのが、高能率ショートストローク、箱は薄くてちょっと大きめのフルレンジスピーカーFOSTEX『かんすぴ Type1.10cmセット』である。「かんすぴ」とは誰でもカンタンに出来るスピーカーシリーズで、実はキットである。サイズは幅121×高さ243×奥行き179mm、約1.15kgである。


フルレンジでオススメなのが10cm〜16cmユニット。8cmとか6.5cmも使ったことがあるが小さすぎて低音再生が難しい。デスクトップにも置ける10cmユニットが低音と高音のバランスがいい。

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