その豊田さんが活用し、僕も大いに利用しているサイトが「GPV気象予報」だ。「雨量・雲量」「気圧・風速」「気温・湿度」「沿岸波浪」などの予報が264時間先まで地図上に表示され、しかも1日に何度も更新される。夏は暑く冬は寒いのは釣りでは覚悟の上なので、「気温・湿度」の予報はあまり気にかけない。しかし、何日も先までの「風速」「沿岸波浪」、そして寒い季節の「雨量」は極めて重要だ。11月25日(土)の釣りを中止にした経緯はこうだ。21日火曜日にGPVを見て、おおよその様子を把握した。晴れで波も弱いが、風はかなり強いという予報。だがまだ4日前、どう変わるかわからない。水曜日になると、前日の予報よりは風が弱まる方向に。希望が見える。ところが木曜日の予報では、やはり風が強い。ここで中止と判断した。金曜日まで様子見という手もあるが、土曜日の乗り合い船ゆえ満船の可能性もある。また釣りに行かないなら行かないで、土曜日にやりたいこともある。木曜日に決めてしまった方が、何かと都合がいい。
風(左)も波(右)も問題なしの予報。リタイア釣り師に絶好の予報だ。
果たしてこの判断は正しかったか? 木曜日現在のGPVでは、波は高くないものの、かなりの強風を予報していた。よって僕はたとえ船が出ても、厳しい釣りになるだろうと推定して中止とした。されど釣れれば官軍、ハードな釣りもハッピーな釣りに変わるのだが、こればかりは実際に船に乗らないことにはわからない。当日の船のブログを見てみる。晴天で本命マハタの釣果もそれなりにあったが、朝は海が悪くうねりも強かったと書かれている。どの程度うねりが強かったかは不明だが、あえて海況を書くくらいだから行かなくて正解だったかな、と結果論ながら思っている。27日のアマダイもやはり強風が予報されていて、中止とした。
しかし同日同時刻の風の予報図では相当なエリアで強風、外房はそこまでではないので出船の可能性はあるが、相当厳しい釣りになりそう、と僕は読む。よって、行かない。