小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

釣り師にとって頼もしい天気予報サイト「GPV気象予報」の便利な使い方

2017.12.13

 しかし、こんな痛恨のエピソードもある。昨年2月、外房で鬼カサゴを釣ろうとした時のこと。当日の天候は数日前のGPVでは心配なく予約していたが、前日の昼頃にGPVを見ると晴天ながら相当な強風と予報され、船宿に出船を確認する電話をした。すると、もうちょっと様子を見たいので、夜にもう一度電話をと言われる。日が暮れてからのGPVは、依然として強風を予報している。これは中止と確信しつつ船宿に電話すると、地元の予報では風は収まるので大丈夫という見解だった。出船するというのだから、前日キャンセルというわけにはいかない。半信半疑ながら深夜1時半に起床、釣友2人とともに4時に港に着くが、風が吹き荒れている。素人目にも出船不可能だ。船宿スタッフは、集まった釣り客に丁重に謝っている。

 だが2度まで電話確認をした上で深夜に起床、高速料金とガソリン代を使ってやってきた僕たちは、全く釈然としない。しかしそこはいい年をしたおじさんたち、ぐずぐず文句を言うこともせず、渋々帰京した。空の天気そのものはよく、高速の車上から見た真冬の夜明けの美しさが、せめてもの慰めだった。自然が相手ゆえ、こういうケースは仕方ないと言えば仕方ないが、せめて期間限定の乗船料割引券とかを配ったらいいのではと思い、そんな意見を釣り雑誌の読者ページに送ったら採用してくれた。


冬には重要な指針となる、「雨量・雲量」の予報図。外房エリアの降雨量は予報では降水量は1mmほどで夏なら気にかけないが、冬なら僕は行かない。


冬はこのように雨の心配がまったくない日を選ぶ。

 リタイア釣り師、時間はたっぷりあるものの、頻繁に釣行できるほどお金のゆとりはない。また今や齢60を越えた身、うねりで船が揺れ、風で仕掛けを扱いにくい中、悪戦苦闘しつつ釣るのは避けたい。釣るときは、絶好のコンディションの日を選びたい。その頼もしい味方が「GPV気象予報」なのだ。

文/斎藤好一
元DIME編集長 17年10月に小学館を定年退職。釣り、ロック、オーディオ、ワイン、車、旅行、ファッション、コスメ、まるで『DIME』のごとく多彩に興味津々。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年3月15日(金) 発売

DIME最新号はデザイン一新!大特集は「東京ディズニーリゾート&USJテーマパークの裏側」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。