●レモネードをヒントに開発
サントリー食品『はちみつレモン』
はちみつにビタミンが豊富なレモンというマッチングが市場に受けたドリンク。発売当時は缶だったが、現在はペットボトルで販売中。
●朝からしっかり! 味なことやる〜♪
マクドナルド『ソーセージマフィン』
販売当時のレシピ、味はそのままに、今や朝マックの定番メニューに。単品100円という価格も魅力のひとつになっている。
●人気を維持する陰に、常に進化するレシピあり!
亀田製菓『ぽたぽた焼』
洋風スナックが人気だった当時、米菓を原点に見直して開発。おばあちゃんが孫のために火鉢で焼くことをイメージ。元祖おばあちゃんのキャラ(写真右)も現在は少し変更。
創刊当初からの人気連載「超個人主義DATA Watching」の筆者が斬る【30年商品の秘密】
■キーワードは〝おばあちゃん〟!?
僕が絶妙だなぁと思うのは『おばあちゃんのぽたぽた焼』(亀田製菓)です。『ハッピーターン』ほどセンターには出てこない。が、おいしい。仕事先の楽屋にあると、めっちゃ食べてしまう。
30年というスパンは、2世代の生活に寄り添ってる感覚だ。お父さん、お母さんが好きだったものを、その子供も好きになる。そのニュアンスを「おばあちゃん」のイメージが受け止めている。どの商品も暮らしにきっちりプラスワンをもたらす実力派、っていう印象ですかねぇ。だから残ってるんですよね。
連載開始間もない1986年11月6日号の「バカ世界一」は、国内外で大きな話題に。
親から子へと2世代の生活に寄り添い、きっちり付加価値をもたらす実力派、それが「おばあちゃん」。そんなキーワードでこれからも長寿商品が生まれるに違いない!
本誌創刊当初から「データウオッチング」という連載を担当。