○771号車(アルゼンチン仕様)
「アルゼンチンにも敬意を表するということで、“20年間向こうに行ってた”という歴史を想うためにも」
留岡常務取締役は、式典で771号車のコンセプトを語った。車内はメトロビアス社で使用されたステッカー、中吊り広告、路線図があり、海外移籍時の雰囲気を楽しめる。
インテリアの化粧板は、ダスキーピンクではなく白系の柄となっており、ほかの2両と比べ、明るい印象を持つ。
吊り手は丸型ながら、溝がつく。実際に握ってみると、隣の734号車より細い。
○752号車
今回、お披露目されなかった752号車は復元の対象から外れ、「部品取り」と言われる、ストック車両となった。実は部品のみを船に積み込むことができず、車両ごと帰国する形となった。それだけでも幸運な車両と言える。