小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

20年ぶりにアルゼンチンから帰国した丸ノ内線500形

2017.12.07

■4両のプロフィール

 増澤技術課長によると、3両を復元したのは留岡常務取締役の意向で、1両が動けなくなってしまった場合、残り2両でカバーできるという。また、復元に際し、1両ごとにテーマがある。

○584号車(初期仕様)


丸ノ内線開業時を再現した方向幕。運行番号の「90」は、地下鉄開業90周年を表す。

 500形登場時の姿を極力再現した。新製当初は300形、400形に倣い、方向幕(前面のみ設置)の両側に方向識別灯が組み込まれ、荻窪方面は黄色、池袋方面は水色が灯っていた。方向幕はプロジェクトメンバーが調べたところ、幸い図面が残っており、当時を再現した。

 ほかの2両と異なるのは、車両番号の標記はステンレスの切抜文字、乗降用ドアの窓が大きい、側面の窓枠及び戸袋窓の内側はダスキーピンク、外側は赤。台車、連結器、床下機器は黒、荷棚は戸袋のみ設置である。


584号車の車内。

 500形は冷房装置が搭載されていないこともあり、天井が高く、丸みもあるほか、実は暖房装置も未搭載。地上区間が短いことや、冬場であってもトンネル内は低温にならないからだ。

 登場時の吊り手はリコ式だが、今回は銀座線1000系特別仕様車と同じ模擬形状とした。

○734号車(引退仕様車)


734号車のエクステリア。いつかは先頭車として“御尊顔”を拝したい。

 734号車は営団地下鉄時代に大規模な改造が施されており、出国前の状態をできるだけ再現した。

 
734号車の車内。

 隣の771号車と共通しているのは、車両番号の標記はペイント、乗降用ドアの窓が小さい、側面の窓枠及び戸袋窓は内側、外側ともに無塗装。台車や床下機器はグレー、荷棚は座席の上部に設置した。鉄道業界でいうところの「マイナーチェンジ」である。

 一部の乗降用ドア上には、当時使用されていた丸ノ内線路線図を掲示。引退時は丸ノ内線に西新宿駅が開業、南北線も四ツ谷―駒込間を延伸開業していたが、ここでは駅や乗り換え案内の表示はない。駅ナンバリングもないので、シンプルに映る。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。