◎やっぱり日本人はこの話題が好き!
●自分と他人「血液型」との〝大人な〟つきあい方
前述のように、「血液型診断」には〝非科学的だ〟との意見や批判はあるものの、日本では血液型に関する話題が日常的に飛び交っているのが実情だ。たとえその話題が苦手であっても、自分や他人の「血液型とのつきあい方」が問われる場面が多くなりそう。企業文化やビジネスマナーに詳しく、〝大人力〟をテーマにした著書が多数あるコラムニストの石原壮一郎氏はこうアドバイスする。
「まず血液型の話題が苦手な人は、その話が出た時に〝またか〟と一蹴するのではなく、それをどう楽しむか、〝大人としての器量が問われている〟と考えてみてはどうでしょうか」
例えば、上司や取引先から「お前はB型だから○○だ!」と何かを決めつけるような物言いをされた場合、それが的外れであっても真っ向から反論するのは得策ではないという。
「仮に自分がA型であっても、〝よく言われるんです〟とか〝言われるうちにB型のような気がしてきました(笑)〟などと返してあげれば、相手も一応満足して、話は次の段階に進んでいくものです。
どんなに話題が乏しい関係であっても、日本人同士なら、天気の話から入って、血液型、出身地へと世間話の階段を上っていけば、たいていの人間関係は前に進むものでしょう」
〝大嫌い〟でも、避けられない話題なら楽しんだほうが得というわけだ。
文/編集部
◎各種のデータは取材時のものです。