今、間食がむしろヘルシーといわれ、注目されている。仕事中にやってくる空腹感を紛らわせたり、気分転換になったりと、さまざまな理由で多くのビジネスパーソンがすでに食している。しかし、間食は「おやつ」に相当することもあり、太る懸念から選ぶのに迷った経験はないだろうか。
そこで、健康指導を行なうフィットネスインストラクターに、間食選びのポイントを聞いてみた。
■間食を摂ったほうがむしろヘルシー
間食をすると太るというのは昔の話。今では、間食をすると、むしろ太りにくくなることが注目されている。そこで、仕事中、小腹が空いたときに食べるスナッキングを、ヘルシーに行なおうという動きがある。
フィットネスインストラクターの吉田真理子さんは、「ヘルシースナッキング」についてこう教えてくれた。
「そもそも、ヘルシースナッキングとは、1日3回の食事を軽めにして、『健康的な間食』を取り入れることで食べ過ぎを防ごうという考え方です。米国・英国で行われた研究では、1日の食事回数が多い人のほうが、総摂取カロリー量が少なくなり、肥満度も低くなるという結果が出ています」
■間食を上手に選ぶ3つのポイント
ぜひ実践したい「ヘルシースナッキング」。しかし、いざ実践しようとしても選び方が分からない。コンビニやスーパーに出かけても、種類が豊富で目移りしてしまうものだ。
吉田さんによれば、間食選びのポイントは3つあるという。
1.「量」に気をつける
1回の摂取カロリーは200kcal以下にする。そして、「1日3回の食事+間食」の合計摂取カロリーは、毎日一定にすること。
2.「質」に気をつける
栄養バランスに気をつける。ある程度の糖は入っていても良いが、食物繊維やたんぱく質が多く含まれるものが良い。ビタミンやミネラルもしっかり含まれているとなお良い。
3.「タイミング」を選ぶ
お腹が空きすぎる前に摂る。間食をする時間帯は朝昼晩の3食の間が基本。深夜に食べるのはNG。