◎がんばるゲストを褒める。褒め忘れてはダメ
2人目は、元サッカー少年の植草さん。「将来はサッカー選手を育てる仕事がしたい」と、トレーナーの仕事を専門学校で学び、新卒でライザップに入社したという。トレーニングや栄養に関する知識は入社前から詳しく知っていたが、「ライザップが求めるレベルのコミュニケーションスキルを身につけるのは大変でした」と新人研修時代を振り返る。
「モチベーションを維持・向上させる声掛けは、ゲストの性格に合わせます。ズバッと指摘する場合もあれば、『トレーニングはキャンセルして、お話だけでもどうですか?』とすすめる場合もあります。また、順調に進捗しているゲストのことはストレートに褒めます。むしろ褒め忘れないように心がけています」(植草さん)
同じく積極的に褒めることの大切さを語るのは、元鉄道整備士という清水さん。彼の場合、挫折しかけたゲストに再びやる気を取り戻してもらう方法は、「トレーニング」だと言う。
「トレーニング自体に、気持ちを前向きにする効果があると思うんです。忙しくても、腕立て伏せを1日5回だけがんばってみてくださいと伝えます」(清水さん)
そして、清水さんはその5回を「すばらしい!」と褒める。ダイエットは長期戦。努力ゼロの日を作らないことが成功の鍵だ。
千葉店 植草英行さん
入社3年目、23歳、チーフトレーナー。専門学校(スポーツトレーナー科)から新卒で入社。ボディコンテスト出場に向けて高タンパク食を実践。サバ、卵、納豆を毎朝食べる。
〈QUESTION〉
Q 褒められて嬉しい筋肉は?
A よく褒められるのは上腕二頭筋ですが、うれしいのは広背筋です。
Q 「触らせて」とか言われません?
A はい、友達からは確実に(笑)。街中でたまに視線を感じることもあります。
Q 職業病は?
A 料理の写真を見ただけで「約○kcal」と頭の中で計算してしまいます。