今、「男の料理」に注目が集まっているが、それを超える「パパ料理」なるものが存在するのをご存知だろうか。男の料理との決定的な違いと、パパ料理の魅力、簡単なおすすめパパ料理レシピを、パパ料理研究家に聞いてみた。パパは必見の内容だ!
■男の料理とは一味違う?「パパ料理」とは?
男の料理といえば、ざっくばらんに作るものから、材料からこだわって選び、手間暇かけて作るものまで、幅広い。男性ならではの力強さとこだわりがある料理だ。
そんな男の料理とはまた違う角度から作る料理が、「パパ料理」である。文字通り、パパが作るものだが、果たしてどのような意味があるのだろうか? 男の料理との主な違いを、パパ料理研究家の滝村雅晴さんはこう語る。
「男の料理は、自分の腹が減り、自分のために作る趣味料理。一方、パパ料理は、妻や子どものお腹が減ったことに気付いて作るお父さんの家庭料理。料理の技術やテクニックは問わず、家族のために作るもの。つまり、男の料理は『自分軸』、パパ料理は『家族軸』という違いがあります。
また、料理のTPO(時と場所と場合)を意識して作るのもパパ料理の大切な視点です。例えば料理には、一人で作って食べる自炊料理、趣味としての料理、記念日などに作るイベント料理、家族のための家庭料理、そして、病気や介護のときにつくる介護料理などがありますよね。このように、その時の相手の状況やシチュエーションに応じて作る視点がポイントです」