■ママに休んでもらいたい日に!ちょっと背伸びのパパ料理レシピ
「チキンバターサルビア」
材料(1人分):
鶏もも肉(1枚)
塩(少々)
粗挽きこしょう(少々)
バター(大さじ1.5+1)
オリーブオイル(大さじ1)
白ワイン(40cc)
ローズマリー(2茎)
サルビア(セージ)(6茎)
作り方:
1.鶏もも肉の皮に、包丁の先で穴をあけ、身は切って筋を入れる。皮と身の両方に塩、粗ひきこしょうをかけてすり込む。
2.フライパンにバター(大さじ1.5)とオリーブオイルを入れて火にかけ、溶けて熱くなったら、1の肉の皮面を下に、強めの中火できつね色に焼き色がつくまで炒める。
3.肉をひっくり返し、ローズマリーを入れ、白ワインをかけて蓋をし、弱めの中火で5分ほど蒸し焼きにする。
4.3の肉を取り出し、皿に盛り付ける。フライパンを洗わずにそのまま、バター(大さじ1)とセージを加えて焦がさないように炒める。皿に盛りつけた肉に、このバターソースをかけ、セージ、ローズマリーを盛り付けてできあがり。
「ママ(妻)を喜ばせるご馳走料理のポイントは“香り”。ハーブを使うと効果的です。ハーブは、ローズマリーとサルビア(セージ)を使用。ハーブを少し加えるだけで、鶏肉の風味が一段階アップします。その他の味付けは、塩、粗挽きこしょう、バター、白ワインだけでシンプルにしています。
見た目も料理名も、ご馳走感いっぱいですが、メイン食材の鶏もも肉はお手頃価格なので作りやすいですよ。ワインも準備して、日ごろのママ(妻)の家事などに感謝をして、乾杯してはいかがでしょうか」
この4つのパパ料理レシピを、ぜひ日々の生活の中でシチュエーションに応じて使い分けてほしい。
そして滝村さんは、最後に“忘れてはいけないこと”として、「後片付け」を挙げていた。「食後のキッチンが綺麗になり、ゴミの分別、ゴミ捨てまでを完璧に終えるところまでがパパ料理」だそうだ。ぜひパパ料理を最後まで楽しみながらトライしてみよう!
(取材協力)
滝村 雅晴さん
パパ料理研究家。株式会社ビストロパパ代表取締役。ヨンナナフィッシュ株式会社 代表取締役。日本パパ料理協会 会長飯士。農林水産省食育推進会議 専門委員。大正大学客員教授。
パパ料理・親子料理で、家族の食育・共食と健康作り、ワークライフバランスを広める、日本で唯一の料理研究家。老舗醤油製造の鎌田醤油にだし醤油を使ったレシピを提供するなど、精力的にパパ料理を広めている。
ブログ「ビストロパパ ~パパ料理のススメ~」http://www.bistropapa.jp/blog/
取材・文/石原亜香利
※記事内のデータ等については取材時のものです。