(3)夫(元夫)の家事・育児への協力
全体的に「協力的(84.4%)」が多いが、夫(元夫)が医師以外の方が家事・育児に協力的。家事・育児の分担割合を聞いたところ、「自分7:夫(元夫)3」が平均的。夫(元夫)が医師以外の場合のみ、「自分6:夫(元夫)4」だった。
<夫(元夫)の家事・育児への意見・不満など>
・直接関わってくれることがなくても、言葉がけ(いつもありがとうなど)があるだけで、関係性はとてもよくなるのではないかと思います(38歳・小児科/子2人)
・仕事で稼げというなら、家事育児をもう少し分担してほしい(35歳・神経内科/子2人)
・仕事が忙しくて現実的に家事をするのが無理。育児は家にいるときはしてくれる。主に土日の半分くらい。同職種なのに結局仕事をセーブしているのは自分ばかりで夫は結婚前と変わりないペースで仕事をしているので不満に思います(44歳・麻酔科/子2人)
・やってくれるのは有り難いですが、やりっ放しだと結局その後始末は私がしなくてはならず、でも本人はすごくやってやった気になるのが…(例えば、ゴミを出してくれるけど空のゴミ箱に新しいゴミ袋をかけてくれていない、とか、子どもを着替えさせてくれるけどパジャマはソファに投げっぱなし、とか)(35歳・放射線科/子2人)
自分が求めるレベルのパフォーマンスではない、また、医師ならではの当直、呼び出しなど不規則な働き方が理由で、仕事との両立がとにかく大変、夫にもう少し手伝ってほしい(夫が同じ医師の場合はお互いが時間ない)という意見が多数みられた。また、同じ医師なのに夫の方が仕事を優先していることへの不満の声も。
(4)結婚で幸せを感じる(感じた)こと(複数回答)
全体では「家族が増えたこと(61.5%)」「愛情に満ちていること、愛情で心が満たされること(52.3%)」「困ったときに助けてもらえること、頼れること(51.4%)」が上位。「家事や育児の分担ができること」について、既婚者が33.3%と離婚経験者7.7%を上回っている。夫の家事・育児の協力は、結婚生活継続させる要因の一つのようだ。