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通がセレクトした今、聴くべきJAZZヴォーカル名盤20選

2017.05.02

【09】

エラ・フィッツジェラルド『マック・ザ・ナイフ〜エラ・イン・ベルリン』

エラ・フィッツジェラルド『マック・ザ・ナイフ〜エラ・イン・ベルリン』
(Verve)1960年

しっとりしたバラードだけでなく、スキャットはもちろん歌詞まで即興する自由自在の歌声は、まるでジャズ・ヴォーカルのショウケース。しかもそれをライヴで披露しているところがすごい。

宮澤明洋(『ハイレゾレコパル』編集長)

【10】

ブロッサム・ディアリー『ブロッサム・ディアリー』

ブロッサム・ディアリー『ブロッサム・ディアリー』(Verve)1956年

腕利きたちをバックにピアノで弾き語る、元祖メガネ女子にして才人。でも小粋でコケティッシュな歌声が最大の魅力。聴くたびに懐かしくも新鮮な、恋人に出会ったような気持ちにさせてくれる。

真舘嘉浩(グラフィックデザイナー)
『ジャズ・ヴォーカル・コレクション』で「歌を見る」連載中。

【11】

マリーナ・ショウ『フー・イズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』

マリーナ・ショウ『フー・イズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』(Blue Note)1975年

ファンキーでソウルフル。名曲揃いでサウンドも完璧な仕上がり。ソウル・ミュージック筋でも不動の名盤だが、「ジャズ耳」で聴くと、ここにはジャズ・スピリットが満ち満ちているのがわかる。

長沼敬子(ジャズ・ヴォーカリスト)

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