【06】
スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト『ゲッツ/ジルベルト』(Verve)1964年
「ボサ・ノヴァ」とは「新しい波」の意味。ジョアンの妻アストラッドの舌足らずな歌声は、まさにジャズ・ヴォーカルのニュー・ウェイヴとなって、ゲッツのサックスに乗って世界を席巻した。
大高和久(『DIME』編集長)
【07】
ジューン・クリスティ『サムシング・クール』(Capitol)1954年
クールな歌声で、可憐で爽やかな魅力をふりまくジューンの代表作。ウエスト・コースト・ジャズの名手を集めたバックの軽快なスイング感が、彼女の洗練されたスタイルを見事に引き立てている。
笠原祐敏(ユニバーサル ミュージック・プロデューサー)
【08】
巻上公一『民族の祭典 』(East World)1982年
ヒカシューの超歌唱家が世界の名曲をカヴァーしたワン&オンリーな1枚。その中で「私の青空」を、ヒカシューのギター、海琳正道が歌っている。ラストに入ってくる巻上のビ・バップな歌も壮絶。
カーツさとう(コラムニスト)