赤いきつねのつゆは、かつおなど魚介だしメインの東日本風。麺はいつもと同様の幅広な平打ちちぢれ麺。食感はわりと軽めのモチモチ。おあげのサイズはお湯かけ後約100ミリ×80ミリ×8ミリほどで、甘さは控えめ。かやくはほかにたまご・かまぼこ・ねぎ、そして別添の七味唐辛子。
甘~いきつねに液体スープをかけて仕上げた。
先入れの粉末スープで作るつゆは、昆布の旨みがメインで魚介だしが効いた西日本寄りのあっさり味。そして液体スープを後入れするのだが、これがみたらし団子のタレみたいな甘口なのだ。これを入れることで甘いつゆとなるけど、スイーツっぽい甘さではなく、「旨み」の範疇の甘みだ。麺はいつもと同様の白い平打ちちぢれ麺。食感はわりと軽めのモチモチ。おあげのサイズはお湯かけ後約100ミリ×80ミリ×8ミリほど。味はつゆを吸ってかなりの甘口となる。稲荷寿司の甘さに近い。かやくはほかにたまご・かまぼこ・ねぎ、そして別添の七味唐辛子。
今回はバレンタイン向けにピンクのパッケージで販売されたが、味は普通に旨いので、内容を変えずに商品名を「赤いきつね甘口」とすれば通年商品としてもいけるのではないか。
【今回の即席レビュー(5点満点)】
どん兵衛すき焼き 甘~いきつね
甘さ ★★★+ ★★★+
具材 ★★★+ ★★★★
文/大山即席斎
1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。