■ピットで最新のMotoGPマシンをチェックする
続けてモンスター・ヤマハ・テック3のピットを訪れた「青木宣篤・テクニカルパドックツアー」の一行。走行セッション合間の空き時間だったこともあって、ヤマハMotoGPマシンYZR-M1を間近にチェックできたり、気さくなスタッフの計らいによりマシンとの記念撮影も。
ヤマハのサテライトチーム、モンスター・ヤマハ・テック3のピットに入れるのも、「青木宣篤・テクニカルパドックツアー」ならでは
さらに走行セッション中のチーム・スズキ・エクスターのピットを訪問。パーティション越しとはいえ、通常では決して入ることのできない走行セッション中のピットの張り詰めた空気を楽しんだ。
ファクトリーチームのピットに、走行セッション中に一般人が立ち入ることなど、通常ではあり得ない体験
■レギュレーション変更の裏側をミシュランで知る
夕方には、ミシュランのサービスブースでMotoGPタイヤについてのレクチャーも行われた。ミシュランは今年からMotoGPマシン用のタイヤを1社供給している。「レースの現場で技術力を磨き上げることと、ミシュラン・ブランドのスポーツイメージを向上させる狙い」と、テクニカルディレクターのニコラ・グベールさん。
流ちょうな日本語で説明してくれる、ニコラさん。青木さんとあうんの呼吸でトークが盛り上がる
昨年までMotoGPマシン用タイヤはブリヂストンが1社供給しており、リム径(タイヤの内径)は16.5インチだった。今年、ミシュランにスイッチすると同時に、17インチに変更された。このわずか0.5インチ、約1.25センチのサイズ変更が、大きなフィーリングの変化を生み、MotoGPライダーを戸惑わせている。ミシュランが17インチへの変更を決めた理由は、「市販車用タイヤに技術的フィードバックをしやすいように」とニコラさんは言う。
走行後のバレンティーノ・ロッシのタイヤを間近で見る、そんなうれしいサプライズも!