■カーナビの生命線、地図データは常に「最新」でいられる
地図データの視認性も良く、操作はタッチパネルを採用し、しかもレスポンスもいい。ドライブを終えると、走行時のアイドリング時の長さ、急発進や急加速などのデータから試算するエコ度もわかる。ドライブをゲーム感覚で楽しむことも可能だ。またエンジンを切り、アイドリングなどで震えるわずかな振動なくなると、自動的にスタンバイモードに。またエンジンをスタートさせると、すぐに再起動するなど、芸が細かい。
エコ運転の制度がわかる「ecoドライブ情報」。『Gorilla』シリーズの特徴のひとつ。
先にも記したが、据置型のナビと比べ、引けを取らないデキだ。また地図データの更新についても今後3年間無料で更新ができるのだという。地図データの鮮度はカーナビの生命線と言って良い。どれほど高精度なカーナビでも、地図データが古ければ、意味をなさない。時に都心近郊は有料道路も今後の開通予定が目白押しだ。
さて、先の知人にとっても良い選択になると思う。据置型のカーナビはAV機能も備えた物が多い。現状のオーディオ機能は活かしつつ、不満だったナビを最新モデルに代替できる。しかもポータブルカーナビだから、着脱も容易。つまり、内装はオリジナルを維持できるのだ。数年後、仮に愛車を買い換えることになったとしても、『Gorilla CN-G1000VD』を別のクルマで使用したり、新たな愛車にそのまま使うなど選択肢は増えるのだから。
■関連情報
http://panasonic.jp/car/navi/products/G1000/
文/中沢雄二