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職場で“伝説”になる人物の特徴

2016.05.24

■同じミスを繰り返す人

 誰もがミスをする。そのことを責めるべきではないのだが、数えきれないほど同じミスをする人は「伝説の人」になる傾向がある。教える側も滅入ってしまうのだ。仕事への適性がないことや、やる気があまりないこと、理解力が低いことなどが重なり、ミスを繰り返す。本人がそのことを自覚し、あらためない場合は、上司や周囲の社員たちは不満を持つ。怒ってしまうこともありうる。残念なことに、それでもなおも同じミスを繰り返すことがある。そんな時は、「伝説の人」になりやすい。こういう人には他の仕事をするようにさせることも考えるべきではないだろうか。

■セクハラの加害者

 通常、セクシャルハラスメントは、男性が女性に対して行なうものが多い。その逆もありうるし、同性に対しての場合もある。いずれにしろ、私が取材を通じて、労働局(厚生労働省)の職員や労働組合ユニオンの役員などから話を聞く限りでは、セクハラの加害者はそれを繰り返す傾向があるという。表面化し、問題となった時には、反省したふりをするが、しばらくすると、違う相手にセクハラをすることがあるという。こういう人は何かと話題となり、悪い意味で「伝説の人」になりやすい。

 20年ほど前に比べると、多少は会社側の処分も厳しくなってきてはいるが、依然として日本企業はセクハラの加害者に対し、甘い対応ですましているケースが多い。たとえば、被害者に謝罪させるといったレベルで終えてしまうのだ。外資系企業なら、解雇になることもある。セクハラは、重大な人権侵害であることを忘れてはならない。

  今回、列挙した「伝説の人」になることは、絶対に避けるべきことだ。だが、なぜ、そのような人が生まれるのか考えることも大切なことである。職場の構造に問題があるのかもしれない。上司や周囲の社員の側にも問題があることも十分考えられる。そのあたりまで含めて、広い視野で見つめ直したい。悪い意味での「伝説の人」は、もちろんいないほうがいいのだから。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。近著に「会社で落ちこぼれる人の口ぐせ 抜群に出世する人の口ぐせ」(KADOKAWA/中経出版)。

■連載/あるあるビジネス処方箋

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