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職場で“伝説”になる人物の特徴

2016.05.24

■連載/あるあるビジネス処方箋

 今回は、職場の「伝説の人」について取り上げたい。仕事でミスをしたり、上司と意見がぶつかったりして、話題になることはよくある。「伝説の人」はもっと多くの人に長きにわたって、話題になるような人物のことをいう。それほどまで、注目を浴びる人物だが、あなたの周りにはいないだろうか。私がこれまで取材などを通じて、知り得たことを元に、いくつかの「伝説の人」を紹介したい。

■「失踪」する人

 仕事をしていれば、大きな仕事の締め切り寸前にパニック状態に陥ったり、上司などから厳しいことを言われたりすることがあるだろう。怒り、ストレス、情けない思いなどがミックスされる。そんな状態がしばらく続くと、心身ともに疲れはててしまい、突然、出社しなくなる。そしてついに「失踪」してしまう。こういう人は、特に30代前半までくらいに目立つ。まじめに仕事に取り組んでいても、結果的に認められないタイプが多い。

 こういう人は、数日から数週間、会社に出社することなく、家にもいない状態となる。事実上の行方不明となるが、自宅やその付近の喫茶店などで保護される。会社の人が見つけるケースは少なく、家族などが見つけるケースが多い。これは、私の知っている会社で実際に起きたことだ。こういうタイプは、会社に戻っても、元のように働くことが難しい。上司をはじめ、周囲の社員は信用しなくなる。人事の査定評価も大きく下がり、同世代の中では昇格などのペースが大幅に遅れる可能性が高い。数年以内に辞めていかざるを得ない可能性が高い。

■逆ギレする人

 上司に厳しく叱責されたことで、キレてしまうことがある。一方で、部下が上司に対して、怒りのあまり、キレるのが「逆ギレ」だ。たしかに、上司として不適格な人はいる。そんな人の部下になると苦労をする。逆ギレしてしまう理由もわからないでもないが、キレてしまうのは問題だ。

 そんな上司に腹を立てたところで、得るものは何もない。瞬間的にスカッとするかもしれないが、こういう上司は得てして復讐をしてくるものだ。自らの能力の低さを棚上げし、キレた社員の人事評価を下げる行動に出る。あるいは、役員や人事部などに話を大きくしてタレこむ。そんな上司に対しては、表向きは最低限、話を合わせておき、心の中で関係を断ってしまうのがいいだろう。

 私が取材で知った限りでいうと、「逆ギレ」した部下に対し、ほとんどの上司が何らかの形で報復をするものだ。他部署に追い出したり、つまらない仕事を与えたり、孤立するように仕向けたり、人事評価で低くつけることが多い。表だってすることは少なく、わからないように巧妙に動くケースがほとんどだ。

■めちゃくちゃ仕事が遅い人

 一生懸命に仕事をするのだが、スピードが半端じゃなく遅い人がいる。他の社員が、数時間で終えるところ、3〜4日かけて取り組むような人だ。仕事を覚えようとする意識があまりない。精度も相当低く、本人に注意指導をしても、その受け答えが極端に遅い。こういう人は、私が会社員の頃、特に20代に多かった。

 仕事が遅い最大の理由は、やる気がないことと理解力が著しく低いことにある。もともと、業界や会社の業務、所属部署の仕事、それぞれの部員の仕事や進捗状況などについての知識や情報もほとんど持っていない。会社員ではあるが、フリーターのような雰囲気があり、組織の一員としての自覚が乏しい。こういう人は、仕事を一定のスピードで終えることができない。

職場で“伝説の人”になる人物の特徴

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