◆機動性を高めるリュックサックという形態
私が3wayバッグを選んだのはこのリュックサックという形態があるからである。『RAD』の場合、背面のファスナーを開けて収納されているショルダーストラップを取り出し、本体底部にあるリングに固定する。
両方のストラップを胸部の前で繋ぐチェストストラップも付属しているので、背負った際に安定感を増したい人は使用するといいだろう。
リックサックというものには数年ぶりに回帰した筆者だが、いざ使用してみると両腕への負荷は均等になるし、もちろん階段の上り下りもそのまま行えるので、今まで感じていたストレスがかなり軽減されたと思っている。ところでこの製品、横幅が450mmと比較的大きめのサイズをしているのだが、これが肝(きも)というのが筆者の見解だ。バッグの横幅がリュックサックとして背負った際は縦の長さに転じる。この際、コンパクトなバッグだと背中にこじんまり収まる感じになるので、少し可愛い印象を私などは受けてしまう。私の場合、身長が180cmを超えているので、その印象は更に顕著になる。だが、この『RAD』なら元々十分に横幅があるので、背負った時もトレッキング用のリックサックのような印象を与える点がかなり気に入っている。
他ブランドの3wayバッグではなく、この『RAD』を選んだ理由はまさにここにある。