
Chromeが落ちる場合、パソコンのメモリ不足や拡張機能の不具合、ウイルス感染などが原因として考えられる。まずはChromeを最新版にし、パソコンの再起動やウイルスチェックを試そう。
目次
Chromeがたまに落ちてしまうことがあり困っているという方もいるのではないだろうか。Chromeが落ちる場合、メモリ不足や拡張機能の使いすぎなどが原因として考えられる。
本記事ではChromeが落ちる原因と対処法について解説する。対処法をひとつずつ試しても解決しなかった場合の解決策についてもまとめた。
Chromeが落ちる(クラッシュする)原因
Chromeが落ちる(クラッシュする)原因として考えられるのは次の3つ。
- メモリ不足
- 拡張機能の問題
- ウイルス感染
ひとつひとつの原因について詳しくみていこう。
■1.メモリ不足
Chromeが落ちる場合、パソコンのメモリ不足がまず考えられる。メモリとは、パソコンが扱うデータを一時的に保存するパーツのことだ。メモリ容量が大きいほど、パソコンで多くのアプリを同時に動かしたり、重いアプリを動かしたりできる。
ブラウザのタブをたくさん開いたり、ブラウザを開きながら他の重いアプリを稼働させていたりすると、メモリ容量が足りなくなってしまうことがある。その結果、Chromeが落ちてしまう可能性も考えられる。
■2.拡張機能の問題
Chromeでは拡張機能をインストールすることができる。拡張機能をインストールすれば、Chromeにはない機能を追加でき、より便利にChromeを扱うことが可能だ。
ただし、拡張機能をたくさん使いすぎると、それだけChromeへの負荷が高まる。結果、Chromeが落ちてしまうことがあるので注意が必要だ。
拡張機能をたくさん使っている方は、一度オフにして様子を見よう。
関連記事:超便利!Google Chromeの拡張機能の使い方
■3.ウイルス感染
ウイルスに感染してしまったせいで、Chromeを起動できない可能性も考えられる。ウイルス対策ソフトが稼働すると、その分パソコンへの負荷が高まり、メモリ容量が足りなくなってしまう場合があるのだ。メモリ容量が足りなくなると、Chromeが落ちてしまうことがある。
関連記事:パソコンをコンピューターウイルスに感染させない3つの鉄則
Chromeが落ちる(クラッシュする)場合の対処法
Chromeが落ちる場合の対処法について解説する。
Chromeが落ちる場合次の5つを試してみよう。
- Chromeのバージョンを更新する
- パソコンを再起動する
- ウイルスチェックを行う
- 他のブラウザを試してみる
- Chromeをインストールし直す
■1.Chromeのバージョンを更新する
Chromeのバージョンが最新になっているかをまず確認しよう。最新バージョンになっていない場合は更新することをおすすめする。
Chrome画面の右上にある三点マークをクリックする。そこから「ヘルプ」⇒「Google Chromeについて」をクリックしよう。
最新バージョンになっていないなら、「再起動」をクリックし更新を完了させる。
更新が完了すると「Chromeは最新の状態です」と表示される。
■2.パソコンを再起動する
パソコンを再起動することで、問題が解決することはよくある。
再起動すると稼働していたアプリが一旦閉じられ、メモリもリセットされる。メモリに残っていたデータが原因で不具合が起きていたなら改善する可能性がある。
■3.ウイルスチェックを行う
ウイルスに感染していると、パソコンへの負荷が高まり、Chromeが落ちやすくなる可能性がある。ウイルス感染の疑いがあるなら、ウイルス対策ソフトを一度使ってみよう。ウイルス対策ソフトを使えば、ウイルスチェックを行える。
もしウイルスに感染しているなら、メーカーの修理窓口やパソコン修理業者などに診てもらうことをおすすめする。ウイルスに感染していると、個人情報を盗まれるなどの被害に遭う可能性もあるので、なるべく早めに対処しよう。
■4.他のブラウザを試してみる
EdgeやFirefoxなど、他のブラウザなら正常に使えないかもためしてみよう。他のブラウザでも同様に落ちてしまうとなると、パソコンのメモリ不足、あるいは故障が考えられる。
■5.Chromeをインストールし直す
問題が解決しない場合は、Chromeをインストールし直してみよう。Chromeをアンインストールしたら、公式サイトを開き「Chomeをダウンロード」をクリックする。クリックした後は画面の指示に従ってインストールを済ませる。
更新サイトにも、Chromeの更新に関するほとんどの問題は再インストールすることで解決できると書かれているので、効果がある可能性がある。
それでも問題が解決しない場合の対処法
上記で解説した5つの対処法を試しても、Chromeが落ちてしまうという場合、パソコンの性能が不足している可能性がある。パソコンは性能によってメモリ容量が異なる。メモリ容量が少ないパソコンだと、アプリを動かしたときにメモリ容量が足りなくなってしまう。
パソコンを長く使っているのであれば、もっと性能の高いパソコンに買い替えることも検討しよう。
パソコンのメモリは一般的には8GB程度あれば十分と言われている。だが、動画編集やオンラインゲームなど重いアプリを動かす場合は、16GBや32GBのパソコンを選ぶのも手だ。
まとめ
本記事ではChromeが落ちる原因について解説した。最後に、Chromeが落ちる場合の対処法についておさらいしよう。
- Chromeのバージョンを更新する
- パソコンを再起動する
- ウイルスチェックを行う
- 他のブラウザを試してみる
- Chromeをインストールし直す
これらを試しても改善しない場合は、パソコン自体の故障、あるいは性能不足が原因として考えられる。性能不足を感じる場合は、パソコンの買い替えも検討してみよう。
構成/編集部