「気にしないで」は英語でも様々なシチュエーションで使われます。謝罪や失敗に対しては "Don't worry"、感謝に対しては "No problem"、前言撤回には "Never mind" が一般的です。シチュエーションに応じて適切なフレーズを使い分けましょう。
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日本語でも英語でも「気にしないで」は日常的に使われるフレーズです。
「ごめんなさい」と謝る相手に対して「気にしないでください」と言ったり、「素敵な贈り物をありがとうございます」との感謝に対して「気にしないで」と伝えたり。
「気にしないで」はさまざまなシチュエーションで使われています。
今回は、そんな「気にしないで」の英語表現をご紹介。カジュアルからフォーマルまで8つのフレーズをチェックしてみましょう。
「気にしないで」と言うシチュエーション
まずは、私たちが普段どのようなシチュエーションで「気にしないで」と言っているのか、確認していきましょう。
ひとつ目に“謝罪や失敗などに対する”「気にしないで」があげられます。仕事でミスをして落ち込んでいたり謝っていたりする相手に対して「(そのことは)気にしないで」と伝えたりします。
ふたつ目に“感謝に対する「気にしないで」”もあります。何かをしてあげたことで感謝を伝えてきたり恐縮していたりする人に「(そんなに)気にしないで」と言うことも。
三つ目は“前言撤回を意味する「気にしないで」”。自分が言ったことを撤回したい場合に「(今言ったことは)気にしないで」という意味合いで使う場合もあります。
四つ目に“お構いなくと伝える「気にしないで」”もあげられます。友人などの家に招かれた時、色々とおもてなしをしてくれる相手に対して「(私のことは)気にしないで」と伝えたりもします。
今回は上記であげた四つのシチュエーションに相応しい、英語の「気にしないで」をご紹介していきます。
謝罪や失敗などに対する「気にしないで」
【1】Don’t worry
“worry”は「心配する」「気にする」などの意味を持ちます。落ち込んでいる人に“Don’t worry”と言うことで「気にしないで」と励ますニュアンスを伝えられます。
“Don’t worry about it.”なら「そのことを気にしないで」と言う意味になります。
目上の人に言う場合には“Please don’t worry about it.”と“Please”をつけると丁寧な印象になります。
【2】No worris
続いても、“worry”を使う「気にしないで」です。
“No worris”は、かなりカジュアルな「気にしないで」の表現です。友人同士や家族間など親しい間柄で使用されます。
「心配しないで」「大丈夫だよ」というニュアンスがあります。
【3】It doesn’t matter
“matter”は「事柄」「問題」などの他に「重要である」という意味を持つ単語です。
“It doesn’t matter.”は「重要ではない」「問題ない」ということを伝える時に使われます。
何かについて気にしている相手に対して、それが重要なことではないから「気にしないで」と伝えることができるフレーズです。
感謝に対する「気にしないで」
【1】No problem
“problem”は「問題」や「悩み」などの意味を持ちます。“No problem.”と言うことで、「(問題ないから)気にしないで」という気持ちを伝えることができます。
【2】Don’t mention it
“mention”は「言及する」「話題に触れる」などの意味を持ちます。
“Don’t mention it.”と言うことで「(お礼を)言わなくていいですよ」というニュアンスになります。
命令文であるため、目上の人に対して使うのはオススメしません。目上の人に対して言う場合には“Please don’t mention it. ”と“Please”をつけると良いでしょう。
前言撤回を意味する「気にしないで」
【1】Never mind
“mind”には「気にする」「気に障る」という意味があります。
さまざまなシチュエーションで活用できますが、何か余計なことを言ってしまった時などに、“Never mind.”と言うことで「(今言ったことは)気にしないで」というニュアンスになります。
【2】Forget about it
“forget”は、「忘れる」と言う意味の単語です。
“Forget about it.”は直訳すると「そのことは忘れて」という意味になります。
余計なことを前言撤回したい場合に「(今言ったことは)気にしないで」というニュアンスで使われたり、感謝や謝罪などに対して「(そのことはもう)気にしないで」というニュアンスを伝えられます。
お構いなくと伝えたい時の「気にしないで」
【1】Don’t bother
“bother”には「迷惑をかける」「手を焼かせる」という意味があります。
“Don’t bother.”は“Don’t bother yourself.”を省略したもので、「あなたに手を焼かせたくない」という意味合いになります。
家に招かれた際などに「(私のことは)気にしないで」と伝えたい時に使えます。
シチュエーションに合わせた「気にしないで」を
英語の「気にしないで」はシチュエーションによって表現が変わります。その場面に合った「気にしないで」をチョイスしましょう!
文/まなたろう
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