Excelで特定の文字が入ったセルの数をカウントする方法

Excelで特定の文字が入ったセルをカウントする方法が分からない、という方もいるのではないだろうか。特定の文字が入ったセルをカウントするには、COUNTIF関数が必要だ。

本記事ではCOUNTIF関数でセルをカウントする方法について解説する。また、完全一致だけでなく部分一致の場合もカウントする方法についてまとめた。

Excelでセルをカウントする方法

Excelで文字列が入ったセルをカウントする方法について、まず解説する。文字列が入ったセルの個数をカウントしたい場合は、COUNTA関数を使う。

以下では「=COUNTA(A2:A6)」と入力している。これで「A2〜A6」までのセルに、文字列が入ったセルが何個あるかをカウントできる。

実行すると「5」と表示され、セルの個数をカウントできていることが分かる。

Excelで完全一致の文字が入ったセルをカウントする

続いて、Excelで完全一致の文字が入ったセルをカウントする方法を解説する。

以下の画像では「=COUNTIF(A2:A6,”りんご”)」と入力している。「A2〜A6」に「りんご」と入力されたセルが何個あるかをカウントしている。

実行すると「2」と表示され、「りんご」の数がカウントされていることが分かる。

パターンマッチとは？

パターンマッチとは、文字列を検索するパターンを指定できるものである。パターンを指定することで、そのパターンに合致する文字列を抽出したりカウントしたりできる。

たとえば、最初が「A」から始まっている文字列のみを抽出したり、文字列の形式が「○○○-○○○○」になっているもののみを抽出したりすることが可能だ。

Excelで部分一致する文字が入ったセルをカウントする

続いて、Excelで部分一致する文字が入ったセルをカウントする方法を解説する。次の2つの場合に分けて説明していく。

1. 特定の文字+任意の文字
2. 特定の文字+任意の1文字

■1.任意の文字+特定の文字

まず、「任意の文字+特定の文字」に該当する文字列をカウントする方法を解説する。

以下の画像では「=COUNTIF(A2:A7,”*@*”)」と入力している。これはA2〜A7から、「〜@〜」となっている文字列のみをカウントしている。

実行すると「2」と表示される「〜@〜」となっているのは、A3とA7のみなので、問題なく結果が出力されている。

■2.任意の1文字+特定の文字

続いて、「任意の1文字+特定の文字」に該当する文字列をカウントする方法を解説する。

以下の画像では「=COUNTIF(A2:A7,”*@?”)」と入力している。これはA2〜A7から、「〜@◯」となっている文字列のみをカウントしている。

さきほどと違い「*」が「?」に変わっている。「*」は任意の文字列を表すが、「?」は任意の1文字を表す。

実行すると「0」と表示される。「〜@◯」に合致する文字列はないためである。

A2とA7を「〜@◯」に合致させるために、「必ず買う」を「必」に変更した。すると個数が「2」に変わっている。