上司にお伺いを立てつつ、部下を指導しなければいけない中間管理職。上と下の板挟みにあいながら日々働く同ポジションのビジネスパーソンは、どのように目標設定をしているのだろうか?
給与アップ研究所はこのほど、目標管理制度がある会社(50~300名未満)の中間管理職(課長・マネージャー相当)609名を対象に「管理職の目標設定・管理に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。
会社内での目標、約半数が「自分で決められている」と回答
「Q1.あなたは、会社内での目標を自分で決められていますか。」(n=609)と質問したところ、「自分自身で大まかな目標を決められている」が34.3%、「自分自身で詳細な(数値などを基準とした)目標を決められている」が14.4%という結果になった。
部下の目標、3割以上が「部下の目標を役職や等級に応じて決めている」
「Q2.あなたは、部下の目標をどのように定めていますか。最も当てはまるものを教えてください。」(n=609)と質問したところ、「部下の目標を役職や等級に応じて決めている」が30.7%、「目標を部下自身に決めてもらい最後にチェックのみ入れている」が24.8%という結果になった。
部下の業務内容やかかった工数、「ある程度把握している」のは6割以上
「Q3.あなたは、ご自身の部下の業務内容やかかった工数をどの程度把握できていますか。(マトリクス)」(n=609)と質問したところ、部下の業務内容は「詳細まで把握している」が26.3%、「ある程度把握している」が64.7%、部下のかかった工数は「詳細まで把握している」が18.9%、「ある程度把握している」が62.4%という結果になった。
約7割が「前期の目標を達成できた」と回答
「Q4.あなたは、前期の目標を達成できましたか。」(n=609)と質問したところ、「大幅に達成した」が9.9%、「想定通り達成した」が56.3%という結果になった。