社内の企業風土について、「キャリアアップを志向する(管理職や社長になりたいと考える)人が多い」と考える人は、非管理職/管理職ともに30%台
非管理職(役職なし326人、主任82人、係長92人、計500人)および管理職(課長423人、部長26人、本部長51人、計500人)にキャリアアップを志向する人(管理職や社長になりたいと考える人)が社内に多いかを聞いたところ、「あてはまる(いる)」と回答した非管理職は36.6%、管理職は37.0%だった。
・本結果より、非管理職と管理職であまり差はないことがわかった
・役職別に見た場合、係長のみ「あてはまる(いる)」と回答した人が42.4%と、40%台に乗り、他役職より高い数値となった
・キャリアアップ志向の人が多い企業風土に変えていくためには、報酬と昇進の透明性の確保をはじめ、キャリア支援プログラムの実施や、上司・先輩社員との対話によるキャリアビジョンの具体化など様々な手法がある。その中で各企業は、今の状況や会社が抱える課題に対して適切な手段をとることが重要だと考えられる
管理職に対するイメージについて、役職なし、主任、係長ともに多かった回答は「大変」「しんどい」「めんどくさい」
非管理職(役職なし234人、主任61人、係長75人)に管理職に対するイメージを自由記述で聞いたところ、「大変」「しんどい」「めんどくさい」といった回答が多く、そのほか「ゴマスリ」「仕事しない」「忙しい」「サービス残業」といった回答も複数見られた。
・管理職のイメージについて、全体を通してネガティブな回答が多く見られたが、一方で、主任からは「仕事ができる」「頼りになる」といった管理職に対するポジティブな意見が、役職なしや係長より比較的多く見られた
また社長に対するイメージについて、非管理職(役職なし211人、主任55人、係長69人、計335人)および管理職(課長302人、部長20人、本部長43人、計365人)に聞いた。その結果、社長のイメージについては管理職に対するイメージに比べ、役職関係なく「尊敬」「優しい」「統率力がある」といったポジティブな回答が比較的多く見られた。
・「管理職に対するイメージ」では出てこなかった「雲の上」「遠い存在」「神」といった回答から、社長に対してはリアルな印象(実際に行動を共にすることで得た印象)が持ちにくい、という可能性があるが、それでも社長との接点がより多いと考えられる上層部からもポジティブな回答が複数出ていた
・一方で、「現場を知らない」「偉そう」といった声も役職関係なく複数出ていた。