2023年10月6日に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」新エリアに2024年1月16日、飲食を中心とした27店舗がオープン。これにより「虎ノ門ヒルズ」は2014年竣工の「森タワー」、2020年竣工の「ビジネスタワー」、2022年竣工の「レジデンシャルタワー」、2023年竣工の「ステーションタワー」の4棟合計で商業施設店舗数約170、店舗面積約26,200m²へと拡大した。
▲東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に直結してオープンした「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」
新エリアの注目ポイントは、ビブグルマン獲得店や予約困難な人気店など多様な飲食店20店舗が集まっている4階(約1,500m²)。また2階には新業態の大型飲食店舗2店舗がオープン(約680m²)、地下1階には都市型スーパーマーケットとカフェなどがオープン(約860m²)。そして「虎ノ門ヒルズ」駅直結の地下2階には、食を中心とした3rdプレイス「T-MARKET」の最後の1店舗がオープンしている。
4階にオープンする7店の新業態店のうち、注目すべきはこの3店
4階は、新たにオープンする20店舗のうち7店舗が新業態、5店舗が関東初・東京初という、激熱エリア。注目の新業態店舗中でも、お酒好きなら絶対に見逃してほしくないのが、以下の3店舗だ。
(1)和食居酒屋「虎ノ門 楽㐂(らっき)」
「虎ノ門 楽㐂」は、伝説的な人気を誇るネオ居酒屋「三茶呑場マルコ」など三軒茶屋に4店舗、下北沢に1店舗を運営する株式会社2TAPSの新業態。テーマは“NEXT JAPAN”で、日本の居酒屋文化をマルコグループならではの感性でアップデートし、グローバルなビジネス拠点として世界中の人が集まる虎ノ門から発信していくという。
これまでの系列店は小規模な店舗ばかりだったが、「虎ノ門 楽㐂」は広めのスペースをゾーン分けしているので、多様な使い方ができるのが嬉しい。また寿司職人がいるので、本格的な寿司を味わえるのも特徴だ。
▲店内には、厨房に接したカウンター、街場の居酒屋の雰囲気が味わえる「コの字」カウンター、1枚板の大テーブル、テーブル席と4つのゾーンに全32席を設置
▲その日の旬の食材で仕立てたつまみを盛り合わせた「楽㐂酒菜盛り」(2,800円)
▲炭火で焼いた銀鮭の上にいくらと自家製の漬けの黄身を乗せた「銀鮭ランラン」(1,480円)は、皮までパリッと香ばしい完璧な焼きあがり。黄身は濃厚な味わいが特徴の「蘭王(らんおう)」を使用
(2)“飲ませたがり”のプロシェッテリア風居酒屋「Lampada(ランパダ)」
東京・横浜・福岡にイタリアンバルや居酒屋業態の店舗を展開している株式会社ダルマプロダクションの新業態は、イタリアの生ハムとワインの店“プロシェッテリア”をイメージしたイタリアン酒場「Lampada(ランパダ)」。世界最高峰といわれるイタリア・ベルケル社のスライサーから切り出すヨーロッパ産の種類豊富な生ハム、揚げたてのニョッコフリット(揚げパン)、微発泡の赤ワイン「ランブルスコ」のトリオと、飲ませたがりスタッフのフレンドリーな接客で、でエンドレスに飲んでしまいそう。
▲「ランブルスコ」とは、イタリアの中部地方で伝統的に飲まれてきた微発泡の赤ワイン。やわらかい泡とほのかな甘みが生ハムと調和する。有田焼のお椀で楽しむのがランブルスコ風。「お椀で!樽生ランブルスコ」(650円)
▲「すりたて!生ハムサラミの盛り合わせ」(2,200円)、「ニョッコフリット(4個)」(300円)
(3)仕入れ力を武器にした破格メニューも「BRASSERIE by plein」
フレンチを中心に、東京・京都で6店舗を展開するレストラングループ「PREIN」の新業態「BRASSERIE by plein」は、レストラン業態では商業施設初出店。グループの仕入れ力を武器に、スパークリングワイン、「キャビアと本鮪タルト」のセット「泡キャビア」を税抜き990円という破格値で提供する。
▲「BRASSERIE by plein」が1人限定1個で提供している「泡キャビア」(税抜き990円)は、なみなみと注いだスパークリングワイン、「キャビアと本鮪タルト」のセット